ツェーマン日々雑記
20130623
音楽仲間内で使われる、楽隊ことば、というのがあります。その中でもポピュラーなのは、音名(おんめい-いわゆるドレミファのこと)と数字を結びつけるものでしょう。
楽隊ことばでは、ドレミファをドイツ語で言います。ド…C(ツェー)レ…D(デー)ミ…E(エー)という具合。練習のときでも何でも、日常的に使っています。
これを数字に置き換えるというのは、ド(C)はドレミファの最初の音だから「1」、レ(D)は「2」というわけ。
C-1、D-2、E-3、F-ファ(エフ)-4、G-ソ(ゲー)-5、A-ラ(アー)-6、H-シ(ハー)-7、となります。
使用例としては、飲食代の頭割りが3,500円だったりすると「エーゲー通し」とか、何かの会費が1万円だったら「ツェーマンお願いします」etc.
困ったことに、8、9、0にはまたCDEが戻ってきてしまいます。これらは基本的に、使いません。何とラクな解決法。(8のことは「オク」ということもあります。オクターブから)
さて、長々と楽隊ことばの説明をしてきましたが、わかりにくかっただろうと思います。実は昨日読んだある人のブログに、こんなことが書かれていたのです。
…ローソンのPBのお菓子「うちカフェ」のパッケージには価格表示がない。その代わり、楽譜を使って、わかる人にはわかるようになっているんだって…
早速近所の店に走りましたよ。感動しました。写真の商品、さて、お幾らでしょう?
うちカフェの表示のことは、私が知らなかっただけで、もしかして皆さんは先刻ご承知の話なのかな。ドイツ語音名を知らなくても、ドが1であることがわかれば、簡単にわかると思います。