さよならこまちゃんバス日々雑記
20130605
駒ヶ根の市内巡回バス「こまちゃんバス」が先週、その役目を終えて運行終了となりました。。
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(長野日報)駒ケ根市は、市内巡回バス「こまちゃんバス」の運行を31日で終了する。利用者の減少から市は公共交通の再構築を目指して市地域公共交通協議会(会長・杉本幸治市長)を設置し、こまちゃんバスの廃止とデマンド型乗合タクシーの導入などを決定。4月から新制度をスタートさせたが、経過措置としてこまちゃんバスも並行して運行していた。6月1日からは新制度へ完全移行する。(後略)
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こまちゃんバスは2003年から本格運行が始まっていますが、私は導入時にそのあり方を考える市民協議会のメンバーで、収支予測や運行コースの設定など、いささか関わっていたこともあり、残念に思います。
住民の足としての巡回バスが各地で流行りになったのは、2000年頃からでしょうか。郊外に居住する交通弱者への対策や、だんだん勢いをなくしていく市街地を何とか活性化させようとする商業関係者の思いなど、いろいろと背景がありました。
我が家の前にも会社の前にも停留所があって(私がバス停を引っ張ったわけじゃないです!)用事もないのにまだ小さかった子供を乗せて、ミニ市内ツアーをしてみたことも。
もともと人口の少ない場所で、はたして成り立つのか不安に思ってはおりましたが、やはり最盛期には年間12万人の利用者があったものの、年々減少し昨年度は5万8千人ほどだそうですから、これはいかんともしがたいですね。利益を上げることはそもそも求められてはいませんでしたが、市としてどこまで費用対効果があるのか考える中で出た結論ですから、致し方ありません。他の地区ではどうなのかな。
運行終了後たちまちバス停は片づけられていました。寂しいものですが、来ないバスを待つ人が出ては困りますものね。バス停の標識に一か所、会社の広告看板を出していたのですが?
写真は、最後の日に当社の前を走るこまちゃんバス。
関連リンク: 駒ケ根市「こまちゃんバス」31日終了 (長野日報)