「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

親日国トルコ日々雑記

20130507

ゴールデンウィーク、当地では天候に恵まれ、それなりの人出もあったようです。皆さんの所はいかがでしたか?私は3日に日帰りで東京に行ってきましたが、あとは駒ヶ根を離れることなく大人しく過ごしました。


さてちょっと前になりますが、猪瀬東京都知事が五輪招致に関して失言し、話題となりました。競争相手のイスタンブール、マドリッドをあげつらい、特にトルコがイスラム国であることを指して「イスラム諸国が共有しているのはアッラーだけで、お互いに喧嘩しているうえ、階級がある」なんて言ってしまったのは、弁解の仕様がありません。


猪瀬氏のしばしば見せる傲慢な物言いに、そのうち何かやらかすのではと思っていましたが…当のトルコ側は「大人の対応」で不問に付し、また安倍首相のフォローもあって一応決着がついていますが、多くのイスラム国から無用の反感を買ってしまったことは、今後の招致にそれは響きますわな。


さてトルコが大変な親日国であることは、今回もいろいろと報道されました。かつて共通の敵であった帝政ロシアと戦ったことや、明治の中ごろ和歌山県沖で遭難した軍艦エルトゥールル号の乗員たちを、村人たちが献身的に救助し手厚く看護したことなどを背景に、トルコの方々は日本にとても恩義を感じ、友好親愛の気持ちが大きいのだと。(ただし昨年の外務省世論調査によると、トルコにおけるエルトゥールル号事件の現在での認知度は三割程度である由)


85年イラン・イラク戦争の時、現地に取り残された在留邦人をトルコの旅客機が救い出してくれたことも知られるようになりました。トルコの在イラン大使は切羽詰まった日本大使の要請に「わかりました。ただちに本国に求め、救援機を派遣させましょう。トルコ人ならだれもが、エルトゥールル号の遭難の際に受けた恩義を知っています。ご恩返しをさせていただきましょうとも」と答え、早速2機の救援機が差し向けられました。これによってピンチだった在留邦人215名は全員、間一髪でイランを離れることができたのです。


身が震えるような嬉しいできごとですが、当時日本ではどんな報道がされたんだっけな?私の記憶にはあんまり残っていないのですが…(当時新聞は読んではいたが、テレビは持っておりませんでした)

続きます。

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