恵那山トンネルの補修日々雑記
20130208
12月初めの事故以来、通行止め~対面交通が続いていた中央道笹子トンネルが、今日ようやく復旧しました。この間山梨県内はもちろん、長野県中南部の観光関連業界には少なからぬダメージがありましたが、これでほっと一安心となるでしょうか。
一難去ってまた一難、伊那谷の中京圏からの窓口である恵那山トンネルも笹子と同様の構造だということで、補修工事に入るようですが…
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(2/5信毎web)中日本高速道路(名古屋市)は4日までに、中央道恵那山トンネル下り線(下伊那郡阿智村―岐阜県中津川市、8489メートル)の天井板の撤去工事を3月にも始める意向を関係自治体などに打診した。期間は約1カ月を予定。下り線を通行止めにする一方、上り線は安全面を考慮して対面通行を避け、通常通り車両を通す見通しだ。工事期間中、下り線利用者は国道19号などへ迂回(うかい)することになる。
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恵那山は笹子と違い、開通時の工事の手抜きが噂されるような状況にはなく、一刻の猶予もなく補修しなければならないわけではないと思われますが、そうはいっても分厚い天井板という構造そのものに問題があるわけですから、遠からず撤去しなければならないのは当然でしょう。問題はその期間とタイミングです。
トンネルの全長8.5㌔と、笹子の倍近くの長さですので当然補修には時間がかかり、また上り線を対面交通にするのにも待避所などの問題があるようで、工事の間は下り線(飯田→名古屋方面)を完全に通行止めにしなくてはならないそうです。
上の記事の通り、高速会社は3月にも工事を始めたいという意向のようですが、工事が早ければスキー場への影響が大きく、また4月にずれこむようだと今度は高遠をはじめ花見観光への打撃が甚大なものになってしまいます。これは困る、というかありえません!何としてもゴールデンウィーク後まで工事は待っていただきたいと、私もですし地域の誰もが思っているのではないでしょうか。
…とここまで書いて、ネット記事を検索してみたら、今日のニュースでどうやら3月工事案は撤回となったようですね。
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(2/8信毎web)中日本高速道路は8日午前、中央道恵那山トンネル下り線の天井板撤去について、3月実施方針の撤回を決めた。工事時期や方法などについて、あらためて関係機関や長野、岐阜両県の地元自治体、関係団体と協議、調整していく方針だ。
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ああ、良かった!伊那谷は、救われました。それなりの時期を待って、時間をかけてぜひしっかりした工事をお願いしたいものです。