ねぎ豚食べもの
20121123
dancyu「日本一のレシピ」シリーズ第2弾。
結婚してからずっと、男子厨房に入らずを実践しています。ご飯を炊くのとカップラーメンにお湯を入れる以外の調理行為なんて、子供の前では片手くらいしかしたことがありません。自ら手を出すことはないくせに、ああだこうだと我が家のシェフに口を出してはうるさがられているわけですが。
今日は妻が珍しく遠出をしており、私と子供二人で留守番です。普段なら「どっかへ食べに行くか?」なのですが、気まぐれで晩飯を作ってみようなんて思いました。
作りましたのは先日のdancyu誌で「ピェンロー」の次の頁に載っている「ねぎ豚」。豚角煮の超・簡略版です。以前妻が作っておいしかったこともあり、またレシピを見ると、これだけ簡単なら私でも子供の前で父親の権威を失墜させることなく作れるかな、と。
これが、本当に簡単で、果たして料理をしたなんて言えるのかどうか疑問に思うくらいのものなのです。大量のネギを適当な長さに切って鍋に敷き詰め、その上に豚バラブロックを3センチくらいの厚さに切って置きます。紹興酒、醤油、水。あとは火に掛けて90分。ネギがとろとろになるまで煮ます。
出来上がったものは、そうですね、子供が喜んでむしゃむしゃ食うくらいのものにはなりました。「これお客さんに出せるんじゃないの?」なんて、どこで覚えたのかオヤジ殺しの台詞をのたもうたりね。味は腕でなくレシピのお陰だということはとっくにバレてます。
いや実際、なかなかおいしくできましたよ。この作り方でだって、本式の角煮とはホントのところかなり距離があるとは思いますが、材料に皮付きの豚肉を使うとかしたら、結構いい線いくのではないでしょうか。
豚の角煮は大好物です。中でも以前近所の中華屋さんで作っていたものは本当においしかったのですが、残念ながら閉店してしまいました。作り方を教わっておけば良かったなあ、なんて妻と二人で言ったりします。