ジャム作りを体験しごと
20120908
はるばる広島へと出張。
「アヲハタ・ジャム工場」を見学に行ってきました。
工場は広島県の竹原市というところにあります。瀬戸内海に面してたくさんの島々を望む、私たち信州人にとってはなかなかお目にかかれない美しい環境に立地しています。
周囲は柑橘類の大生産地です。ママレードやみかんの缶詰を作るのには、原料調達に絶好の場所ということで、80年前この地に工場を設立しました。現在は広く機械化された衛生的な工場で、一日15万本のジャムを製造しています。
敷地内には「ジャムデッキ」という施設があり、ここは一般の人たちがジャムの歴史や製法を勉強したり、実際にジャム作りの体験ができたりするテーマパークになっています。私たちもここでブルーベリージャムを作らせていただきました。
工房はSF映画に出てくる宇宙船のコックピットのようなモダンなスタイルです。一人に一台IH調理器が置かれ、30人くらいが同時にジャム作りを体験できます。
家では女房がときどきジャムを作ることがありますが、もちろん私は初めて。至れり尽くせりのご指導のもと、材料を火に掛け、ペクチンや砂糖を加えかきまぜ、糖度を計り、できたジャムを瓶詰めして空気を抜き、と全工程を滞りなくこなすことができました。「砂糖の甘さ」が加熱に従って「ジャムの甘さ」に変わっていく様子が興味深く思いました。
それでも加熱時間やかき混ぜ方など、微妙なタイミングが味に影響するようで、同じテーブルで作った4人のジャムが見事に味が違うのはちょっと驚きました。(もちろん自分が作ったのが、一番おいしかったですとも!)
このほか関連工場の「芸南食品」さんでさまざまな加工食品の製造を見せていただいたり試食をしたり。やはり現場を知ることは大事です。商品に愛着も湧きますしね。お世話になった皆さんありがとうございました。
関連リンク: アヲハタ/ファクトリーガイド