メープルシロップ泥棒食べもの
20120902
こんなこと、どうやったら可能なのか?ルパン3世にも簡単にはできそうにありませんが。。
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〔AFP=時事〕カナダのケベック州でこのほど、倉庫に保管されていた大量のメープルシロップが盗まれる事件があった。業界団体は、盗まれたシロップが闇市場に出回れば業界全体に影響が及ぶと警告している。
倉庫には約4500㌧(約23億5000万円相当)のメープルシロップが保管されていた。犯行グループは倉庫のたるからシロップを別の容器に移し替えて持ち去ったとみられる。
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4500㌧ですよ!「別の容器」って、タンクローリーか何かですか?それだって何台用意すればいいのでしょう。もちろん一日二日でできることではありませんよね。何日もかけて少しずつ抜き取ったのか。
カナダは世界のメープルシロップの85%を産出する大生産国で、2001年には1560ℓを生産しているようです。重量だとどのくらいだろう?4500㌧を、メープルシロップの比重で計算すると、手元の数字では「3383ℓ」になるようです。こりゃすごい、全世界の生産量2年分に近い量を、まるまる盗られちゃったわけですか。これ、ホントですか?
あまりにも数字が大きすぎてうさんくさい気もします。内部犯行で横流しがあったとか、いろいろ可能性がありそうです。だいたい石油じゃあるまいし、そんな巨大な量を一箇所で保管しているものなのですかね。世界の市況が変動するほどの量を盗んで、いったいどうするつもりなのでしょう。
大人になった今ではそう食べる機会がありませんが、ホットケーキにかけるメープルシロップは、いい歳をしてと思われるかもしれませんが、まったくおいしいと思います。アイスクリームなどのメープル風味のものもいいですね。まあ高いもの安いもの、製品によってかなり味は違うとも思いますけど。
子供の頃読んだローラ・インガルス・ワイルダーの「大きな森の小さな家」に、すごくおいしそうなエピソードが載っていて憧れました。さとうかえでの木に小さな傷をつけて、バケツを引っ掛け、樹液を集めます。そして…
「ばあちゃんは、真ちゅうの鍋の前に立って、大きな木のスプーンで、熱いみつを、みんなの雪のはいったお皿につぎます。みつはひえて、やわらかいあめのようになり、それをすぐみんなは食べるのでした」
やってみたいね!これ。できたてのメープルシロップで。
ああ、どんな味がするんだろう。