「おいしいことなど徒然と」

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歌の時代(青春の’80)音楽ばなし

20120504



お天気が心配された連休ですが、当地は日中は雨らしい雨も降ることなく、穏やかな休日となっています。写真は4月28日にちょっと書いた、中沢のハナモモの様子です。美しい!


さて、昨夜ダラダラとTVを観ていたら、「J-POP青春の'80大集合」なる歌謡ショーをやっていました。番組の途中からでしたが、思わず引き込まれて観てしまいました。


前半は当時「レッツゴーヤング」で活躍した往年のアイドルたち(今見れば…いささか痛々しさを感じないでもない)、後半はハウンドドッグ、大橋純子、五輪真弓、世良公則ら実力派がじっくり聴かせました。どの歌も私が高校生だった頃の歌ですわ、これは懐かしい。


あのころ歌番組「ザ・ベストテン」が毎週毎週ヒットチャートを発表して高い視聴率を稼ぎ、まさに歌謡曲の全盛時代であったと思います。眩しいアイドルたち、そしてシンガーソングライターが台頭し始め、今日ではほぼ絶滅したと思われる?フォークソングにもまだまだ勢いがあったよき時代でした。


いまの歌謡シーンを代表するといったら、AKBや嵐、アニソン、K-POPといったところでしょうか。しかし彼らをして「歌の時代」だというのは、相当な違和感があります。無知ゆえに極論すれば、彼らが受けているのはイメージやキャラクターであり、歌ではないと思えます。


当時も今も歌謡曲に疎い私ですが、それでも昨夜出てきた歌は、今どきの歌よりもずっと多種多様な情感を表現しているような印象があるんですよね。今の歌だってそれはたくさんのものを歌おうとしているのでしょうけれど、表現の幅はずいぶん狭くなってしまっているんじゃないか。


ところで先ほど、往年のアイドルをいま見るのが痛々しいと書きましたが、ルックスはともかくとして、歌手が年齢を重ね、若かった頃のような声が出せなくなってしまった…というのはよくあることです。もちろんクラシックの世界でもあります。


私は高校生の頃からある歌手のファンなのですが、ずっと歌唱力に定評のあるその人が、最近は精彩を欠いているような気がしてなりません。一年ほど前にテレビで見ていて気づきました。伸びやかな高音も色あせてきましたし、自己模倣ではないかと思わせる持って回ったような歌いまわしも気になっています。じょうずにカバーしており、誰にもわかるような形で現れているわけではありませんけど。


まだ実演で聴いたことがなく、去年、コンサートに行こうと思えば行く機会がありましたが、初めてライブにふれた結果が失望になるのが何だか怖くて、ついに足が向きませんでした。歌には長い人生を経て初めて可能になる、深い表現というのもあります。かつての歌はCDやビデオで聴けます。今のこの人でなくては歌えない歌をこそ、ぜひナマで聴きたいと思っているのですが、我儘でしょうか。


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