脱獄犯日々雑記
20120113
毎朝毎晩、寒い日が続きます。今朝の最低気温は-9℃。天気は良いので、日中はちょっと暖かいのですが…
一昨日広島刑務所から脱獄した中国人。まだ捕まりません。結構な凶悪犯らしいですから、地元の方々も気が気ではないでしょう。今朝も目撃者がいたようですから、遠くには行っていないようですね。
刑務所のずさんな警備が非難されていますが、まったく弁解のしようがありませんね。工事で防犯線は取り外され、お使いくださいとばかりに足場が組まれ、何十箇所もあった監視カメラを見る人はたったの一人ときては、逃げてくれと言っているようなものか。
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ここまで記事を書いて一旦中断しておりましたが、夕方になってようやく逮捕されたというニュースを見て、続きを。
まずはひと安心。所持品は果物ナイフと10円玉だけで、「疲れた。刑務所に戻りたい。何も食べていない」と言ったとか。職質をかけた婦人警官は、さぞ勇気が要ったでしょうなあ。
協力者(過去の暴力仲間)がかくまっているのではないか、とか言われていましたが、孤立し居場所にも食うにも困って降伏した、ということでした。ナイフを振るって人質を取り籠城…みたいなことにならなくて、まったく良かった。
こうして捕まると…仮釈放の目は当然なくなるでしょうし、脱獄による新たな刑の加算もあるでしょうから、どうでしょう通算で30年ほど食らいこむことになるのかな?(勘)脱獄は割に合わないと、誰もが思うくらいでなくてはね。
脱獄を扱った映画には「ミッドナイト・エクスプレス」「パピヨン」「アルカトラズからの脱出」など名作が多いですね。しかし現実の刑務所からこんなに簡単に逃げられてしまうのでは、映画にもならないでしょう。捕まり方も何だか情けないし。