「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

面白くない恋人日々雑記

20111129



知名度と人気で全国有数の土産菓子「白い恋人」のパロディ品が、本家から提訴されました。。

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(読売新聞) 北海道を代表する土産菓子「白い恋人」を製造・販売する石屋製菓(札幌市)は28日、吉本興業と子会社「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」など3社に対し、商標法と不正競争防止法に基づき、菓子「面白い恋人」の販売と包装の使用差し止めを求める訴えを札幌地裁に起こした。
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今月大阪へ行ったとき、新大阪駅の構内でもたくさん売ってました。話題になっていることは事前に何かで読んで知っており、いささか興味はあったのですが、荷物が多かったので買ってきませんでした。


こうしたパロディ商品はあちこちにありますが、ネーミングだけから言えば、これは極めて秀逸ですな。「おもろい恋人」と読むのでしょうか?
(「のだめカンタービレ」の中に「白い愛人」というのが登場しましたが…)


しかしながらパロディ品にはパロディとしての節度というものがあり、本家を前に堂々と山積み販売し、東京進出まで図るとなれば、明らかに分をわきまえない所業といえましょう。これはどうみても、調子に乗りすぎた吉本の負け。


私は3年前、本家・札幌の石屋製菓の工場「白い恋人パーク」を家族と一緒に観光で訪れました。ここは見学コースに加えて、さまざまなお菓子を題材にしたテーマパークにもなっています。スポンサーであるサッカーの「コンサドーレ札幌」の練習グラウンドも隣にあり、2軍と思しき選手たちが雨の中練習試合をしていました。


お菓子工場特有の甘い匂いがたちこめる中、何千何万枚という「白い恋人」がコンベアーで流れていく様子をガラス越しに見て、子供たちも大変喜びました。売店には缶入りの「白い恋人ドリンク」もありましたよ。


中身は皆さんもうご存知でしょう。ラングドシャにホワイトチョコを挟んだもの。もちろん質は良いと思いますが、そう変わったお菓子ではなく類似品もたくさんあるようです。その中でこれだけ売れているのはやはり、ネーミングの力が大きいのでしょうね。


「白い恋人たち」は札幌の前の冬季オリンピック、1968年グルノーブル大会の記録映画で、フランシス・レイ作曲の主題歌は世界的に大ヒットしました。お菓子の名前はもちろん、ここから取られています。(映画や主題歌のタイトルは日本の関係者がつけたもので、原題は全然違うそうです)


その大切な名前を勝手にパロディにされ、堂々と一等地で売られては、石屋製菓もさぞかし面白くなかったことでしょう。

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