冷やしは癒ししごと
20110630
昨日(29日)は東京出張でした。いやあ…もう暑かったこと!伊那もかなりの暑さだったようですね。6月からこんなですから、本格的な夏が来たら、どうなってしまうのでしょう。特に電力削減対象地域でエアコンも遠慮しながら、という方々、本当に大変です。
この状況を見越して、食品業界では「冷やした食べ物」がいろいろと提案されています。展示会でもあちこちで見かけます。(本当は電力問題というよりも、昨年の猛暑を受けてのメニュー提案だと思いますが)
ただでさえ食欲の落ちる夏ですし、家庭の台所でもなるべく火を使いたくない中で、なかなかユニークなもの、おいしいものもありますよ。
既にワイドショーなどで話題となっているのは、冷たい「おでん」。物によってはゼリー状に固めたものもあります。これ見た目はとっても涼しげですが、「つゆ」はひんやりプルプルしていても「おでん種」がどうか暑苦しい食感のものが多く、微妙でしょうか。
冷たい「大学いも」。これはおいしいです。蜜の部分がパリっとしていて、食感も悪くない。もっさりした感じがややスッキリしたような感じ。
冷たい「麻婆豆腐」。冷奴に麻婆たれをかけた、ってことなのかな。試食しましたが、違和感は全然ありません。おいしくいただけます。
冷やして食べるパン用フィリングもいろいろ出ています。葛状のゼリーに粒アズキや宇治抹茶がからんだものだとか。これもとろみのある食感が心地よく、おいしいかった。
だいたい夏場はパンの売れない季節ですが、こうしたフィリングを使って「冷蔵庫で冷やして食べるパン」という提案が流行しそうな気がします。昨日帰りにサービスエリアで買ったリトルマーメイドのクリームパンも、お店のPOPを見て冷たくして食べたら、家族が喜んでいました。
山形には名物「冷やしラーメン」というものがあり、以前食べたことがあります。冷し中華ではなく、丼にスープがなみなみと注がれた普通のラーメン。そこに氷がプカプカ浮いており、スープも麺も冷たいのです。これは、食べたのが10月初めだったこともあって、いささか奇妙な感じでしたが…夏に食べたら、きっともっと旨かったでしょうけど。