丸光の思い出日々雑記
20110221
昔の思い出を残したお店が、この週末、幕を閉じました。。
昭和40年開業以来、諏訪丸光は上諏訪駅前に堂々たる店舗を構え、地域のシンボル百貨店として名を馳せました。しかし時代と共にその光は色あせ、2004年に一度倒産。その後経営母体を変え「まるみつ百貨店」として再出発しましたが、結局立ち行かず昨日ついに閉店となりました。
何といっても有名だったのは、5階にあった温泉。店内で温泉に入浴できるデパートなんて、もちろん他に無かったでしょう。湯のまち諏訪ならではのユニークな施設でした。
私は小学校1年生のとき、家族で丸光に出かけた時のことを覚えています。当時クルマを持っていなかった我が家ですから、電車で往復しました。
学校の作文(絵日記)にその日のことを書いて、そう5枚くらい書いたでしょうか。よっぽど楽しかったんだな。飯田線から中央本線に入って、大きな駅がいくつも続いて驚いたこととか。
玩具か何かを買ってもらったはずだと思いますが、それが何だったかは忘れてしまいました。温泉に入って、大食堂で一番おいしそうだった「スペシャルプリンアラモード」を食べてご機嫌でした。
それがどんな形をしていたかも、大体覚えていますよ。品が運ばれてから、母の注文した「プリンアラモード」の方がおいしそうに思えて「こっちがいい」と駄々をこね、呆れられたことも。
家族でデパートに行くことがこれほどの楽しみだった良き時代。思い出の場所がなくなってしまうことを、残念に思います。