石破新総裁誕生日々雑記
20240927
皆様お久しぶりです。ここ何日か大変忙しく、とてもブログを書く時間が取れませんでした。申し訳ありません。能登の豪雨災害、深圳の小学生刺殺事件、レバノンのポケベル爆弾大量爆発事件、明るい話で大谷翔平の神がかった活躍など、題材は山のようにあったのですが。
一か月以上にわたって繰り広げられた自民党総裁選挙。石破茂氏が新総裁に選ばれました。5度目の挑戦でようやく悲願達成です。
派閥の縛りなく(ということになっています)行われた異例の総裁選でした。9人という大勢の候補者で、限られた時間や紙面では一人ひとりの政策や理念をじっくり吟味することは難しく、外部の野次馬としては今ひとつ物足りない思いはありました。
蓋を開ければ当初から本命視されていた人のところへ収まった感じです。いくら何でも小泉進次郎氏が選ばれるようでは自民党もおしまいだと前から思っていましたが、選挙期間中に次々と馬脚を現し、支持を失っていきました。彼には華はあっても、理念も言葉もまともなブレーンもない。首相になって何をやらかすか怖いもの見たさもあるけれど、真面目に考えれば彼にそんなことさせられるわけがないでしょう。
高市早苗氏は予想外の大健闘でした。一回目投票では全国の党員票でも国会議員票でもトップを取り、ひょっとして?と思わせましたが、決選投票ではかなりの差をつけられました。バリバリの保守であることを支持する人もそれなりにいたわけですが、選挙の顔となると不安を感じる議員も多かったか。
石破氏は頭の固い理論派、暗い、というイメージですが、鉄道オタク、プラモデルオタク、熱狂的キャンディーズファンというお茶目でも知られます。これまで党の本流からは疎まれ仲間も少なく(面倒見が悪いと評判)ここ数年は冷や飯を食いながら外部から言いたいことを言っている存在でした。先頭に立って日本をどう導くか、ぜひ手腕を見せてもらいたい。復活した立憲の野田氏との対決も楽しみです。
ところで昨年6月の本欄で二度にわたって取り上げた、評論家の福田和也氏が先週、63歳の若さで亡くなりました。残念です。ご冥福をお祈りします。