強運の主日々雑記
20240719
大統領候補者が銃撃されるという衝撃的な事件が起きました。いろいろなことを思いますね…。
アメリカでは古くはリンカーン、ケネディをはじめ何人もの大統領や大物政治家が暗殺されたり未遂に終わったりしています。日本だって安倍元首相や岸田首相が銃撃されたり爆弾を投げつけられたり。
これは民主主義への憎むべき挑戦です。責任ある立場のリーダーに、生命の危険への覚悟を持たせなければならないことは明らかにおかしいです。そして今回は警備体制に不手際があったらしいことは、報道の通り。
トランプの場合は本人は奇跡的に軽傷で済んだものの、集まった人に死傷者が出てしまいました。まったくお気の毒。犯人がその場で射殺されたことは、犯行の動機が分からなくなったとか言われますが、まあやむを得ないのでは。
撃たれてすぐ、血を流しながら立ち上がり何度も拳を振り上げて「Fight!」と叫んだトランプは、さすがに凄い根性だと思いました。青空と星条旗をバックにボディーガードに守られつつも仁王立ちになった決定的瞬間を捉えた写真も凄い。その場を撮影したカメラマン、前にピュリツァー賞を受賞している人だそうです。
銃社会のアメリカにおいて、銃の所持を認めるか規制するかはずっと前から激しい議論となっています。トランプはガチガチの銃規制反対派ですが、事件後初めて党大会に顔を見せた時には、今までのトランプとちょっと様子が違う(大人しくなった)ように見えました。自分がターゲットになってみて考えが変わるのかどうか。
災いが転じて選挙のための強烈のアピールになってしまったことは、大変な強運だと思います。事件後たまたまコロナに感染してしまったバイデン、あまりにも不運。両者の印象の対比は、有権者には天と地ほどの違いでしょう。「リーダーの運の強さ」はその集団にとってとても重要なことだといいますが、あまり認めたくはないが、どうもトランプが「持っている」ことは確かなようです。