北陸は遠し日々雑記
20240318
土曜日。TVはどこを回しても、北陸新幹線の敦賀延伸(この言葉、誰かの人名に見えてしょうがない)の話題で大盛り上がりでした。地元紙の福井新聞は、始発列車が一駅停まって発車するごとに号外を発行する大はしゃぎぶりで、まるで実況だと言われました。いいじゃないの、微笑ましく愉快です。
残念ながら南信に住む私たちにとって、今回開通のメリットはほぼありません。駒ヶ根から福井へ行く時間距離の最短は、全区間クルマを使い米原回りで3時間45分ほど。約300㌔の行程です。
長野までクルマ、そこから新幹線を利用すると、駒ヶ根から長野まで2時間弱、長野から新幹線で福井まで2時間強で合わせて4時間かかります。全線JRだと5時間(いずれもGoogleによる)。
北陸の主要都市では、新幹線開通前は金沢が最も遠かった。上越回りでも米原回りでも、いずれも「真裏」に当たる位置関係でした。
長野、新潟、富山、石川、福井の5県を「北信越」とひとくくりにすることがありますが、正直に申し上げて日本海側の4県と一緒の仲間というのは、距離も遠く共通点が少なすぎます。長野市の人ならともかく、南信の私たちにはまったくピンとこない。福井や石川へ行くまでに「東海」「近畿」の2つのエリアを通過するのですから。
福井へ初めて行ったのはわずか7年前のこと。それ以前は通過点として足を踏み入れたことはあっても、旅行や会議の目的地として訪れる機会はなかなかありませんでした。これからはどうか?カニを食べに行くのは駒ヶ根の姉妹都市、石川のかほく市だし、東尋坊も永平寺も見ちゃったからなあ。また勉強してみましょう。