大大大合奏音楽ばなし
20240209
日曜日に駒ヶ根市内の子ども音楽団体による音楽祭があり、少々かかわったものですから、そのご報告を。。
小学校二校の合唱団、小学校金管バンド、和楽器グループ、演劇(ミュージカル)サークル、そして私が以前からたびたびお手伝いさせていただいている「エルシステマ駒ヶ根子どもオーケストラ」。参加団体それぞれのステージに加えて、全員が参加する合奏と歌の委嘱曲が初演されました。それを振ることになったのが、私。
この曲は「MATAKOKODE」といいます。作詞作曲はそれぞれ地元小中学校の音楽の先生によるもの。
いまだかつて例のない編成です。弦楽5部、トランペットからチューバまでの金管と打楽器、筝、三味線、尺八、そして合唱。初めてスコアを見たときには、音のイメージがまるで浮かばず、正直に言って途方にくれました。
さらに団体それぞれの事情があります。和楽器の皆さんは普段「指揮を見て合奏する」経験がない。金管バンドはつい最近楽器を持ったばかりで、まだ音を出すのがやっとの子たちも。そして全体での合奏練習は事前にわずか一回、あとは前日当日のみという超困難なスケジュール。もとより高い完成度を求めることは無理としても、何とか聞く人に訴えることのできる演奏はしたいです。
ステージを埋め尽くしたたくさんの出演者をご覧ください。約200名だそうです。「第九」の一般的な演奏よりも大勢ですよ。指揮者から演奏者までの距離も相当あり、遠くの子は遥か彼方です。
この混成大合奏をまとめ、破綻なく曲にするのはほんとうに大変でした。終演後、作曲の先生にはとても喜んでいただきました。来場したお客様(ほとんどは保護者と思われる)の感想がどうだったか、興味深いところです。
曲の内容や音楽祭の趣旨から、きっとまたここで、この曲を演奏することになるでしょう。回を重ねるごとに子供たちは入れ替わっていきますが、年ごとに成長した演奏を見せることができればいいですね。(私が関わるかどうかわかりませんが)
関連リンク: 総勢200人息合わせ 駒ケ根子ども音楽祭(長野日報)