「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

三国の復活日々雑記

20230926



暑さ寒さも彼岸まで。しばらく更新をお休みしていた間に、すっかり季節は秋になりました。


コロナでストップしていたお祭りが各地で復活しています。駒ヶ根では毎年秋分の日に行われる「大宮五十鈴神社例大祭」が、4年ぶりに本格復活しました。


このお祭りは昼は獅子練り、夜は三国花火と呼ばれる大型の筒花火が呼び物で、地元にしっかり定着しています。コロナのためこの3年間は神事だけが行われていました。秋の風物詩として三国を待ち焦がれていた人も多かったことでしょう。


三国花火はもともと三河の文化だということです。年月をかけて近隣に広まり、長野県南部でも下伊那を中心に行われています。もっとも北に位置するものが五十鈴神社の三国だということです。正式には「三国一」で、日本、唐、天竺の三国で一番の花火だ、というのが名前の由来です。


大きなアカマツの木を伐採して中心をくりぬき、お祭り当日に係の人が(煙火師の指導の下に)慎重に火薬を入れ、突き固めていきます。火薬の量は最初に行われる「初三国一」で10斤、最後を締めくくる「大三国一」で12斤(一斤=6㎏)。かなりの量です。


夕刻となり点火の時間が近づくと、そう広くもない境内に観客が集まってきます。合図の爆竹が鳴り、さまざまな仕掛け花火が鮮やかに火を噴き、最後に綱火を使って三国に点火となります。


三国打ち上げの際にはお宮の境内に若い衆が集まり「競い(きおい)」と称して降りかかる火の粉の下で気勢を上げます。私も若い頃にやりましたよ。火の粉がかかってもその時はそれほど熱くないですが、衣装の隙間に入ってじりじり皮膚が焦げたりすると、熱いです(当たり前)。終わって帰宅し風呂に入ると、頭も上半身も火傷だらけ。至近距離なので、時には観客に火の粉が飛んでくることもあります。それもまた良し。


今回は初三国だけを観ましたが、久しぶりの三国花火を堪能することができました。お祭りの復活、嬉しいことです。今年の当番地区、北割区の祭典委員長は当社のM常務でした。地域をまとめ大役を立派に務め、本当にご苦労様でした!

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