「おいしいことなど徒然と」

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駒ヶ根の駒゛プロジェクトしごと

20110114



駒ヶ根市に本社工場を置くごまのメーカー「豊年屋」さん。工場を見学させていただく機会がありました。


平成15年に当地へやって来られた会社です。高橋社長さんとは普段から顔を合わせることも多いのですが、いろいろじっくりお話を伺いました。


駒ヶ根ではいま農商工連携の「駒゛プロジェクト」として、地域の特産物としてのごまの栽培に力を入れています。ごまは寒冷地では作りにくいといわれているようで、以前は自家消費用に細々と作られていたくらい。本格的な栽培が始まったのは平成18年からだそうです。


当初は3人の生産者でスタートしました。高橋社長は5年もあれば1トンぐらいの収穫は見込めるかな、と思っていたそうですが、市、県やJAが積極的に動き、栽培農家の募集や技術指導に力を尽くしてきました。


平成20、21、22年と倍々ゲームで輪が広がり、22年には、54人の生産者が7.5ヘクタールの土地で5トンの収穫を上げるまでになってきたそうです。今は黒ごまだけを作っていますが、今後白ごまもという期待もあるようです。


一方、販路や消費の開拓には商工会議所や学校給食なども加わり、和菓子の「ふくざわ」さんを始め、菓子屋さんや飲食店でも駒ヶ根産のごまを使った製品・メニューを次々と提案しています。どら焼きやアイスクリーム、ごまを練りこんだそばやうどん、各種のたれなど、さらにこれからもいろいろ出てくるでしょう。


国内産のごまは、市場の大半を占める輸入ものに比べると大変値段の高いものです。数倍の価格差があるのですが、その豊かな香りはじゅうぶん価格に見合うものだと、高い評価を受けているのですよ!


ごまのような地味な食べ物に脚光を当てるのには、それなりの工夫がいると思います。まだ駒ヶ根でも、ごまプロジェクトをご存知ない人の方が多いでしょう。作ることは軌道に乗ってきていますから、どうやって売り込むか、さらに知恵を絞っていかなくてはなりませんね。


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