「おいしいことなど徒然と」

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しゃもじをお土産に日々雑記

20230327

ウクライナを“電撃訪問”した岸田首相。前々から噂されていましたし、インド訪問を隠れみのにして迂回するのでは、なんて言われてもいました。国の首脳が戦地を訪れるのに情報が駄々洩れというのは、安全管理上とってもまずいんじゃないの。


しかしタイミング的には、習近平がプーチンを訪問したのと重なって絶妙のコントラストとなりました。狙っていたわけではないでしょうが、侵略国家ロシアと仲良い中国、世界から応援されているウクライナを励ます自由陣営の日本という構図をまことにわかりやすく表した形です。中国はさぞかし口惜しがっているのでは。


さて中継国ポーランドで列車に乗り込んだ首相一行ですが、「うまい棒」の段ボールを持ち込んだところがNHKに撮影されています。あれは何だ、ゼレンスキーにうまい棒の差し入れか、とネットが盛り上がりました。


明らかにされた箱の中身は「必勝」と書かれた長さ50㎝ほどの「しゃもじ」でした。岸田首相の地元、広島の名産品で野球などの応援にも使われるものだとか。


何でそんなもの贈ったの、と国会でもSNSでも賛否両論です。そもそも意味が伝わっているのか、から始まって、勝ち負けを煽るのは平和を願うウクライナ国民に失礼だとか、ロシアを挑発する行為だとか。


……日露戦争の時代、広島湾に位置する宮島は、軍人たちの出征地の一つとなっていたため、軍人たちは出征前、宮島の厳島神社を訪れ、無事に帰ってくることを祈念し、お守り代わりとして、しゃもじを奉納していたという。宮島観光協会の担当者によると「しゃもじは『メシをすくう」もの、つまり『めしとる』もの。それが転じて、『敵を召し捕る』という意味で、『勝つための縁起物』として世に知られるようになった」ということだが…(以下略、YTBニュース)


まあ国会で時間をかけてこんなことを攻撃したりするのもどうかと思います。首相はもちろん手ぶらではなく、現実的な支援策を持って訪問しているわけですしね。


でも私は、やっぱり違和感を少し感じます。いままさに生死を賭けて戦っている現場でこうした縁起物を贈るというのは、いささか楽天的な気がします。しゃもじというアイテムにどことなくユーモラスなイメージがあるからでしょうか。スポーツや選挙運動の場ならともかく、こういう場面では、何だかなあ。

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