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謎の日本人サトシ(2)日々雑記

20230205

2020年になってようやく事態は動きました。進化したAI顔認識アプリによって写真が解析・検索され、サトシに酷似した人が仲間と野外でビールを飲んでいる写真が見つかりました。ホクロや顔の特徴が一致しているというのです。


さらに調べると、あるマラソン大会に出場したときの写真も出てきました。その大会記録を調べ、ゼッケンナンバーから名前がサトシであることや勤務先も判明し、彼がその会社の社長であることまでがわかりました。ローラさんが喜び勇んでサトシにメールしてみると、返事が。(意訳、一部略)


…そうです、私が貴女の探しているサトシですよ。私はこのカードゲームのことをすっかり忘れており、誰かがまだ私を探しているとは夢にも思いませんでした。14、5年前、アメリカ人の親友が私の写真をゲームに使いたいと言いました。私は面白いと思い、最近行った旅行の写真を提供しました。

しかしその後、ゲームのことや、それが何なのかについては、あまり耳にしませんでした。カード自体も見たことがありません。私は次第にこのことの記憶をなくしていき、1年後にはすっかり忘れていました。私の名前は日本ではとても一般的です。 数十万人の名前から14年かかりましたがやっと見つかりました!! それは本当に素晴らしいです! …


ローラさんの喜ぶまいことか。番組で彼女とサトシはスカイプで対面し、お互いを祝福しプレゼントを交換しました。


さて、サトシの正体は誰だったのでしょう?


なんと、なんと、なんとですよ、彼は「長野県駒ヶ根市の会社社長」だったのです。(番組で社名もフルネームも出ましたがここでは控えます)しかも!サトシさんは我が家からわずか徒歩1分の場所に昔も今も住んでいるのです。もちろんお互いによく知っています。世界中から14年間「指名手配」を受けていた人物が、ご近所さんだったとは!!


何か月も前に地元の仲間うちで「サトシを探せ」の話題が出て(その場に本人は不在)どういう設定なのか今一つピンとこなかったのですが、番組を見てよーくわかりました。最近お会いする機会は少ないですが、サトシさんはイケメンの好青年で、これから駒ヶ根の工業界を背負って立つ一人です。


友達の友達の友達… このように知り合いを手繰っていくと、6回で世界中のすべての人にたどり着くことが可能だとする「六次の隔たり」説があるそうです。本来ゲームの開発者はこのような経過でサトシが見つかることを期待していたのかもしれませんが、結局はAI画像解析というあまり面白くない方法で発見されることになりました。


この方法は重大なプライバシーの暴露にもつながりかねず、ゲームに使うことには開発者も慎重にならざるをえないでしょう。番組では、Find Satoshi はこうした人探しの最後の幸福な事例になるかもしれないと言っていました。そうですね、いいような、悪いような。

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