フルートを吹くエムバペ日々雑記
20230106
ワールドカップの興奮さめやらぬ中、びっくりするような記事を見つけたのでご紹介します。ちょっと前のニュースのようですが。
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(月刊音楽祭)FIFAワールドカップ・カタール大会を沸かせたプロ・サッカー選手のキリアン・エムバペがフルート奏者としてスペインでコンサート・デビューすることになった。エムバペは生まれ故郷のフランス、パリ近郊のボンディの音楽院で6歳から11歳までフルートを学んだ経験を持つ。
コンサートが行われるのは2023年9月27日。マドリードの国立音楽堂でマドリード州立管弦楽団と共演、本人はモーツァルトのフルート協奏曲第1番をプログラムに加えるよう求めているという。
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あのエムバペがフルートを吹く⁉プロのオーケストラとモーツァルトを⁉ 想像を遥かに超え、ちょっと信じがたいニュースですが、他のメディアでも取り上げられていて本当のことのようです。
異なる分野にまたがって才能を発揮する人の話はしばしば耳にします。エムバペの場合はサッカーとクラシック音楽という、イメージしにくいマッチングなので、特に不思議に感じます。ユニフォームを着てピッチに立つ姿は見慣れていますが、燕尾服(でしょうか)でフルートのような華奢な楽器を持つ彼をなかなか想像できません。
他にこのような例があるかちょっと検索してみましたが、出てきません。ポップスやロックなどで才能を発揮するような人はいそうですが、クラシックとなると…
エムバペがフルートでサッカーのような超一流ぶりを見せられるほどの腕前かどうかは何ともわかりませんが、それでも協奏曲をきちんと吹くことは大変なことですから、そこそこの技量は持っているのでしょう。
エムバペは現在サンジェルマンでプレーしていますが、スペインの名門レアル・マドリードが契約が切れた後の彼を熱望しているそうです。そんなこともあってマドリード自治州の首相と会う機会があり、今回の話になったとのこと。
リンク先記事によれば、エムバペはサッカーに明け暮れる中でも、わずかな自由時間を利用してフルートの練習を続けており、ワールドカップ前にパリで行われた(自治州の)首相との交渉の席で、スポーツ選手としてのキャリアを終えたら、クラシック音楽に身も心も捧げると打ち明けたといいます。リップサービスかもしれませんが、大谷さんも真っ青な二刀流ですね。ぜひ一度、演奏を聴いてみたいもんだ。
関連リンク: 月刊音楽祭記事