R.I.P. Her Majesty The Queen日々雑記
20220911
70年間女王として君臨したエリザベス2世。幾つになってもお元気な様子から、この方が世を去るということをあまり想像しませんでしたが、とうとうこの日を迎えました。享年96歳。
亡くなるわずか2日前に、新しく選ばれたトラス新首相を任命したのが最後の公務となりました。矍鑠としているように見えますが、手の甲が青くなっているのはきっと点滴のせいだという書き込みがあります。なるほど、よく見ているものです。
今のイギリス国民の8割が生まれる前からずっと女王だったといいますからすごいことです。任命した首相はなんとチャーチルから始まり15人、イギリスの現代史を当事者として体験してきました。もっとも昭和天皇が任命した首相の方が数だけ言えば多いでしょうが。
お父さんのジョージ6世(英国王のスピーチ)が56歳の若さで亡くなり、男兄弟がいなかったため25歳の若さで女王になりました。君臨するとも統治せずがイギリス王室の定めではあり国政を司ることはありませんでしたが、さまざまな場面で女王陛下の威厳が国民の意思を統合するのに貢献してきたことは間違いないことです。
王室は日本の皇室と比べて、良くも悪くもとてもフランクな存在であるようです。ロンドン五輪の開会ビデオでジェームズボンドと共演してみせる、などという芸当は日本では考えられませぬ。その反面、家族らの様々なゴシップに悩まされることもよほど多かったことでしょう。(日本でも誰かのおかげで、追いつこうとしているかも)
特に王子たちの嫁とりには心を痛めたことと思います。かのダイアナ妃の悲劇は女王の評判にも傷をつけました。最近ではメーガンとかいうとんでもない女がアメリカでやりたい放題のようですが、この人物、葬儀に顔を出すんでしょうかねえ。
74年をともに過ごした伴侶、フィリップ殿下を昨年亡くしたのは大きな痛手だったことでしょう。女王の訃報が伝えられると同時に大きな虹がかかったのは、あの世で再開した二人をあらわしたのだと言われています。
次の国王となったチャールズさん、亡き女王のような威厳をもって国民の敬愛を集めることができるでしょうか?少々頼りないように見えなくもないですけど。