「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

ウクライナ侵攻日々雑記

20220225



Xデーはいつ起こっても不思議はないと思っていましたが、ついに始まっちまった。これはもう全面戦争、ウクライナ全土のあちこちで火の手が上がっています。許しがたい暴挙、世界の秩序と安寧が大きく揺らぐ大事件です。


太平洋戦争終戦直前のどさくさに紛れて多くの人命と北方領土を奪われた私たちは、ロシアの汚いやり口を記憶しているわけですが、今回もまた理屈にもならない理屈(他国の領地を一方的に「独立国」と宣言し、その安全を脅かすものから守る正義の軍事作戦だと)を持ち出しています。こんなことが通れば北海道だってやれちゃうでしょう。「核」の脅しまでちらつかせる傲慢。


ウクライナがNATOに加わることでロシアは自らの勢力が侵食されることを嫌がっての行動ですが、現時点でウクライナはNATOの一員(同盟国)となっていませんから、本音では巻き込まれたくない各国が軍事的に加勢するわけにはいかない。圧倒的な兵力の差を承知で孤立無援の戦いを余儀なくされているのです。


当然国連でも非難轟々、欧米諸国は経済制裁を持ち出しますが、残念なことにロシアに痛撃を浴びせるような手段がほとんどなく(制裁した方のダメージが大きく、骨を切らせて骨を切る状態になってしまう)プーチンもその辺のところは見切って軍事行動に出ているのです。ナチスがヨーロッパを席巻していくとき、こんな感じだったのですかね。プーチンとの親交を自慢していた安倍さん、何か言ってやったらどうよ。


ウクライナがどう頑張っても、短期的にはロシアの思惑通り決着してしまいそうに見えます。しかし中長期的に見て「あんなことをしたけど、結局割に合わなかったなあ」とロシアに思わせるようにしなければなりません。あらゆる手段を使って。救いはロシア国内でも独裁者プーチンのやり口に反対する声が多く上がっていることか。大規模な反戦デモも起きているようです。


中国だってことの推移を虎視眈々と見ています。日本にとっても決して他人事ではないのです。


1.13の記事「悪魔の選択」でウクライナ人の愛国心と反露感情について少しだけ書きました。登場するキイワード「ウクライナは死せずЩе не вмерла України」は長らくロシア(とソ連)に禁じられていたウクライナ国歌の冒頭です。青と黄色の国旗は青空と広がる畑を表しているとのこと。世界有数の穀倉地帯にふさわしい、誇り高い国旗だと思います。かの人々の前途を祈らずにいられません。

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