はんてん日々雑記
20220130
寒い季節、部屋の中はファンヒーターであっためていますが、それでも風呂上りなどパジャマだけでは寒くてもう一枚羽織りたいと思うとき。ずっと昔から「はんてん」の愛好者だったのです。冬の部屋着は何たって、はんてんですよね。あったかいんだから。
妻はこの素晴らしい日本文化の価値を理解しない人で、昔から着ていた私のはんてんは十何年も前からどこかにしまい込まれ、表に出ることがありませんでした。先日、私が「どうしてもはんてん着たい」と駄々をこねたら渋々出してきましたが、裾がほつれたりしてちょっともう使えない。
「私のならあるけど」と言って出てきたのが写真のはんてんです。妻が着ていたのをほとんど見た覚えがありません。「それでもいいからこれ着る」と1月中旬頃から使っています。ちょっと着丈が短いものの保温機能には問題ないです。さすがにこの真っ赤な色、私に似合うとも思えませんが、これを着て外に出るわけじゃないし、そういえば私、いま還暦じゃないですか。
はんてんには受験勉強中などずっとお世話になりました。勉強机に向かっていて睡魔に襲われたとき(つまり、毎晩)はんてんを頭からかぶる格好にして腕組みをすると、厚い生地が自然と引っ張られ頭がいい具合に固定されます。つまり椅子に腰かけ体を起こしたままで居眠りできるのです。勉強しているように見せかけたまま!
今どきの人はこんな場面で何を羽織っているのでしょうか。はんてん、コタツ、ミカンは寒い信州の冬の生活で三種の神器です。最近ミカンを箱で買うことがなく手元にないのが残念ですが、これを着て意外と寒いこの冬を快適に過ごしましょうぞ。