「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

トンガ大噴火日々雑記

20220118



トンガの大噴火事件。現地では海底ケーブルが破壊され通信途絶、火山灰のため飛行機も飛べないなど、情報が途絶していて被害の様子すらなかなかわからない状況です。27年前の阪神淡路大震災でも、最も状況が悪いはずの震源地周辺だけポツンと情報が入らなかったことがありました。


衛星から撮影された噴煙の写真、関東地方がすっぽり覆われるくらいの広さだそうですから大変なスケールです。噴煙の下はどうなっているのでしょう?まさか「ポンペイ最後の日」みたいになっていやしないかと思うとゾッとしますね。それに加えて津波もあったのです。


噴火のあった日は当初「日本では津波の心配はない」と聞いてそのまま寝たのです。翌朝TVをつけてみると、あちこちで警報が出ていたり岩手県などで実際に結構な津波があったり、訝しく思いました。大地の震動が津波となって伝わるのではなく、衝撃波が大気を通して波を動かすなどということは、気象庁でも経験したことのない新事象だそうで混乱したのも無理はありません。そもそもこれは、津波と呼ぶべき事象だったのかも定かでないというのです。


現地では命が脅かされている人も多いはずです。一刻も早い救援が待たれますし、また義捐金など私たちにもできることがあるでしょう。


さて成層圏まで吹き上がった火山灰が世界に拡散し日照を遮り、農作物の生育に影響が出る可能性が指摘されています。1991年フィリピンのピナツボ火山噴火のときは冷夏の原因となり、日本でもコメが凶作となり緊急輸入を余儀なくされた「平成の米騒動」事件は記憶に新しいところです。慎重に様子を見守らなくてはならないでしょう。


いま書くことかわかりませんが、1883年インドネシアのクラカタウ島の大噴火(有史以来人類が観測した最大の噴火といわれる)で舞い上がった粉塵のため、その年は見たこともないような美しい夕焼けが世界中で見られたのだそうです。七色に輝く夕焼けを見て色鮮やかな絵画を残した画家たちも大勢いるとのことで、トンガの噴火もこのような副産物を生むかもしれません。

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