「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

今年の一皿2021日々雑記

20211211

ヒット商品番付(2)を書こうと思っていたのですが、どうにもネタにならないのですみません、パスします。ぐるなび総研の恒例「今年の一皿」が先日発表されたので、代わりにこちらを取り上げましょう。


選ばれた今年の一皿は「アルコールテイスト飲料」だそうです。あれ?2020年のノミネートにも「ノンアルコールドリンク」がありましたよ。どう違うの。


アルコール「テイスト」ですから、味わいが酒類に類似したもの、具体的にはビールや酎ハイ、カクテルなどに近づけた風味の低アル・ノンアル飲料を指すとのこと。ちなみに日経ヒット商品番付でも前頭7枚目に挙げられております。


選定理由は、同ウェブサイトによると

・酒類提供制限の要請を受け多くの飲食店でアルコール代わりとして提供され経営の救世主となった
・製造方法が進化し一段とアルコールに近い味わいになり、料理を引き立たせる飲料として飲食店や消費者から支持された
・アルコールを好む人、好まない人どちらにとっても新たな選択肢として加わり、今後の日本の食文化として定着する可能性がある

ということです。


私もたまに(多くの場合、仕方なく)口にすることがありますよ。ビール風味のものはまだ残念ながら本物と距離があるように思いますが、酎ハイやカクテル風のものはそれなりに食事の軽い相棒として悪くないです。もちろん料理の内容やシチュエーションによりますが。


酒類提供制限を受けてのあだ花として今年を代表する飲料になったというのは、正直もやもやしたものを感じます。世相を反映した商品群であるとは思いますが。このジャンルが「代用品」にとどまらず、れっきとしたドリンクとしてテーブルの一角を占めるようになるには「アルコールテイスト」という括りは必要なのでしょうかね。


惜しくも選に漏れたノミネート品は「昆虫食」「マリトッツォ」「ミールキット」でした。マリトッツォは本欄ではたまたま取り上げませんでしたが、十分ノミネートに値するでしょう。昆虫食はそれなりに話題になりました。でも実際に食べた人、どのくらいいるのでしょうか。ミールキットは世相ではあっても、今年の一皿の理念にむしろ逆行しているのでは。


外食受難の年に「今年の一皿」を選ぶのも、いよいよ困難を極めている感じです。

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