2021年ヒット商品番付(1)日々雑記
20211209
年末恒例の日経MJ紙「ヒット商品番付」が3日に発表されました。以下が上位陣のラインナップです。
横綱 (東)Z世代 (西)大谷翔平
大関 (東)東京五輪・パラリンピック
(西)サステナブル商品
関脇 (東)シン・エヴァンゲリオン劇場版
(西)イカゲーム
小結 (東)ゴルフ (西)冷食エコノミー
前頭1(東)携帯新料金プラン
(西)47JIMOTOフラペチーノ
これを見て、おお今年ヒットしたなあ、と思い出すようなもの、どれだけありますか?Z世代が横綱に選ばれるならいったい、「ヒット商品」の定義とは何なのかよくわからない。これが流行語大賞だというならわかりますが。
大谷翔平はヒット商品ではなくホームラン商品ではないのか、という冗句はさておき、これは間違いなく大横綱クラスのヒットですね。ぜひ今後も躍進を。
オリパラは果たして「ヒット」したのでしょうか?日本選手の活躍には胸が躍りましたが、無観客開催の中で何をもってヒットと判断するのかな。関連商品の販売やタイアップ企画に期待していた人は、結果ほとんどが落胆されたと思っていたのですが、そうでもなかったの?
サステ(イ)ナブル商品か…。記事には「脱プラスチック製品や古着の再利用、使い捨てにしない容器回収など」とありますが、こうした生活様式とヒット商品という概念は矛盾するようにも思えます。進次郎の置き土産たる脱プラ(脱レジ袋)なんて、何をかいわんやです。
シン・エヴァはこのアニメにずっと付き合ってきたファンには堪らない結末だったと聞きます。私はここ2年ほどのTV放映で過去のものすべて観ていますが、直近の「Q」でマニア以外の観客(視聴者)を放り出すような独りよがりの作風にいよいよついていけなくなり、観ておりません。
昨年に続いてヒット不在の年だったと私は思いますが、過去の「ヒット商品」という考え方に当てはまるものが少なくなっているのは、人々の行動がモノ消費からそれ以外のものへと凄い勢いで動きつつある現れかもしれませんね。難しい時代です。