「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

寒いけど冷麦食べもの

20211111





上伊那地域では葬儀の際に、会葬者全員に昼食を振る舞う習慣があります。いまはコロナのため食事の提供は控えられていますが、他所ではあまりない珍しい習慣だと思います。


香典をお渡しし、焼香して喪主にご挨拶をすると係の人に「どうぞお食事をしていって下さい」と別室に導かれ、用意してある天ぷらや、のり巻きや、あんころ餅やらを頂戴します。最近ではパンにコーヒーなんかも出されることがありました。


ここで食事に欠かせないのが、温かい麺(にゅうめん)です。出しの効いたおつゆに、刻んだ椎茸や千切り人参や油揚げなどと一緒に、冷麦の麺が入っております。参会者がテーブルに着くと、式場内を見計らっていた給仕の方がすぐ、お茶と一緒に運んでくれます。


一人に一杯必ず出されるので、葬儀に直接足を運んだ会葬者の人数を計るバロメーターにもなります。予想以上にお客様が多くて用意した数では足りなくなり、あわてて追加…という場面もあると聞きます。


コロナ流行の昨年春から、この習慣がバッタリと無くなってしまいました。会葬者は焼香するだけ、3分で帰ってしまいます。とても勿体ないことで、食事に同席した人たちで故人の思い出話に花が咲いたり、普段会う機会のない知人との再会を懐かしんだりする、良い機会でしたのに。


この冷麦の麺を、当社から多くの葬儀社さんに納入していました。愛知県産のおいしい冷麦で評判の品、当然ある程度の在庫を持っていたのが、まったく動かなくなりました。業務用の大きなサイズ(段ボール箱に12kgが裸で入っている)なので小売店で家庭用として売ることも中々できません。だんだん賞味期限も近づいてきます。


困ったなあと母にこぼしましたら、全国あちこちにいる自分の兄弟姉妹に電話をかけてくれて(母は9人きょうだい)2ケース、3ケースと皆さん購入していただきました。ああ、何とありがたいこと。


平日は基本的に母と一緒に昼食を摂っている私も、そんなわけで毎日毎日、ご飯の代わりに冷麦を食べています。7月から始めて4か月近くになりますが、全然飽きません。秋も深まり気温が下がってきましたが、めんつゆをお湯で割り温かくして食べています。


まだ何ケースか在庫が残っています。よろしかったらお安くしておきますので、いかがですか?

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