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10秒にかける厳しさ日々雑記

20210627



陸上競技の華、100メートル。わずか10秒間のドラマ、実に見ごたえのある素晴らしい試合でした。


今回の日本陸上選手権、25日の決勝では9秒台の記録を持つ選手が一堂に会し、我が国の陸上史に残るハイレベルの戦いとなりました。五輪への標準記録をすでに突破している山縣亮太、桐生祥秀、サニブラウン・ハキーム、小池祐貴、多田修平らが登場し、多田が堂々の優勝、3位の山縣と共に五輪代表に内定しました。


多田はスタートダッシュの良さで知られます。今回も一人だけ頭を下に向けて地面を見ながら走るような独特のフォーム。いつもだと後半型の選手に徐々に追いつかれ、抜かれてしまうパターンが多いのです。それが今回はリードを守り抜き、焦りで走りの堅くなったライバルたちを寄せ付けず、会心のレースとなりました。


この人は国内大会では常にファイナリストとなる優れたスプリンターですが、ここしばらく優勝とは縁遠く、本人も「いつも2位とか4位で…」とこぼしていたと聞きます。スポーツニュースなどで見るだけですがとてもいい奴、「好漢」という言葉がピッタリの人だという印象を前々から持っていました。優勝を心から祝福し、私の同窓の山縣、小池(ほぼ内定か)とともに五輪での活躍を願います。


10秒足らずですべてが決まってしまう100メートルは、本当に厳しい世界だと思います。何年にもわたり血のにじむ努力を積み重ねてきて、10秒で勝ち負けが決まってしまう。大会では2時間以上かけて何試合もリーグ戦を行う球技などと比べれば、やり直しのきかない一発勝負のプレッシャーの凄まじさは明らかです。選手たちに、どこかサムライのような潔さを感じます。(球技には球技の厳しさがありましょうが)


今回結果を出せなかった桐生、サニブラウン、準決勝で敗れたケンブリッジ飛鳥ら有力選手たち。大会にピークを持ってくる調整の難しさ、一年延びた五輪の神のいたずらを思います。でも、まだリレーメンバーとして日の丸を背負うチャンスはありますからね。また伏兵として準優勝したデーデー・ブルーノ君、なんと長野県出身だというじゃないですか。今後が楽しみです。


お暇がありましたら、アスリートへの深い洞察と愛情あふれるリンク先のコラムをどうぞご覧ください。

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