身動き取れず日々雑記
20210622
五輪会場で酒類を提供する…との方針が示され、袋叩き状態になっております。。
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(日刊スポーツ)東京五輪・パラリンピック組織委員会が会場で観客への酒類の販売を認める方向で調整していることが22日までに関係者の話で分かった。新型コロナウイルス感染症対策のため、時間帯などに制限を設けるとみられる。アルコール飲料会社とスポンサー契約をしていることから、難しい判断を強いられていた。
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記事中の「アルコール飲料会社」がアサヒビールであることは、どうせわかること。
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(ハフィントンポスト)アサヒビールは、酒類販売の容認について「正式に発表されていないのでコメントする立場にない」とハフポスト日本版の取材に話している。
アサヒビールによると、同社はビールとノンアルコールビール、酎ハイ、ワインの4種類の酒類について、競技会場や関連施設で独占的に提供・販売する契約を結んでいる。そのため、観客への酒類販売が認められれば、4種類については同社の酒類のみが提供される予定。
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容認の理由にステークホルダー(スポンサー)の存在を持ち出し、悪名高き二階幹事長までが会場でのアルコールを禁止すべき、と言っているのですから。まあ世間に味方は皆無の状態だと思います。
私、アサヒビールに心から同情します。これで五輪会場を聖域扱いして酒を提供することになれば、同社のビールを扱っていながら営業を厳しく制限される飲食店のすべてから(まあ、一軒二軒の例外はあるにせよ)猛烈な反感を買うことになりますよ。各会場でビールを何万リットル売ってみたって、それより遥かに大事なお得意様を長期にわたって根こそぎ失うことになりかねない。
大会ゴールドパートナーとして百億円(推定)もの巨額を払っておいて、ここへきてこんな逆風が吹くとは予想もしていなかったでしょう。スポンサー企業が会場でビールを売るくらいは当然の権利だと私は思いますが、こうなってしまっては辞退するしか選択肢はないのでは。
大会主催者はきっとこう言うでしょう。「私たちは販売してもいいと言っているのに、貴社がご自分の判断で販売を取りやめるのならそれは勝手ですが、補償やスポンサー料の返金はできませんよ。いいですね」
もう、詰んでしまったも同然です。思いますが、悪いのはアルコールじゃないのですよ。飲食店がダメなんだから会場販売もダメ、ではなくて、いっそのこと両方OKにしたらどうなのよって。そりゃ一時的に感染者も増えるでしょうけれど、政府だって本音ではきっと折り込み済みのはずですよ。