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通販セットの実態? 飲みもの、お酒

20210430



酒ネタその2。外出しにくいゴールデンウィーク、家呑みで通販のワインを購入される方もおいででしょう。私も自分でワインを売ってはいますが、あちこちで“○○受賞ワイン”のセット販売の広告を目にして、どんなものだか職業的興味を持っています。


昨年秋だったか、深夜TVのCMで「世界のスパークリングワイン10本セット」というのをやっていて、面白半分に購入してみたのです。1本あたり800円弱という値段でしたから、味に大して期待はしませんでしたが。失敗しても知れてるし。


届いたものはまあ予想通りの味で、特に個性的なものもなし。中に1本、ひどく美味しくないものがあって、私には本当に珍しいことですが飲みきれず流しに捨ててしまいました。もう一度この会社のセットを試そうとは、もちろん思っていません。


「リアルワインガイド」というワイン雑誌(季刊)があります。表紙が江口寿史のイラストで、「旨安大賞」として廉価ワインを評価したり、家庭でのワイン保存の実験などユニークな編集方針で、面白いマニアックな雑誌です。褒めるだけでなく結構辛口のコメントもあったりします。


最新号で「売れまくっているワインセットの実態」なる特集を見て興味を惹かれ、久しぶりに買って読んでみました。入門者を主ターゲットにしている(と思われる)6本~12本入りの通販商品、11セットが俎上に上がっています。


高評価のセットもある一方で、とてつもなく低い評価のものもいくつか。というか、半分くらいはⅭ評価です。中には私の買ったセットもありましたよ。総合評価Ⅽ-、品質Ⅽ-、バリエーション評価不能、コンディションⅭ-。明らかに飲めないほど劣化しているものが何本も入っているとしています。


セットの内容1本毎の評価が書かれていますが、通常は「飲み頃の年」を示す欄には「飲めなくはない」「飲まない方がいい」「飲んではいけない」との凄まじい評価が。100点満点で0点(評価不能)なんてのもありましたよ。この雑誌がこれほどの低評価をつけるのを見たことがありません。私が飲めずに捨てたのも、忘れちゃいましたが、これでしたかね。


このセットが、通販サイトワイン部門のトップ10に入っているんですと。知らずに買って、ワインってこんなもんか、もういいやと思ってしまう入門者がいたら、ひどい話です。しかしよくまあ、こんな辛辣なことを相手の実名入りで書くものですよ。編集長氏、さぞ敵が多いでしょうねえ。でもこういう人の存在も必要なのだと思いますが。

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