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進撃の巨人 完結(2)読んだり見たり

20210412

このコミックの面白さを、ネタバレなしでどうお伝えしたらよいのでしょう。私がなぜハマっているのか、ですよね。


初めは「未知の化け物と戦うアクション漫画」として読み始めました。異形の巨人たち、情け容赦ない殺戮。それと戦う人間の覚悟、立体機動装置の爽快さ、カッコよさ。しかし、いくら戦ってもまったく歯が立たず、人間は巨人を駆逐できない。


そのうちに、さまざまな「謎」に気づきます。人間は壁の外のことをまったく知りません。海を見たこともないどころか、ほとんどの人は海の存在さえ知らないのです。壁の外に別の世界があることも想像しません。(壁内にはそうは言っても、それなりの面積があります。きっと長野県よりは広い)


人々は「調査兵団」を組織し、壁の外がどうなっているかを調べようとしますが、その都度巨人たちと遭遇し、おびただしい犠牲を払います。1回の遠征で生還率は半分くらい?こんな無茶な組織に志願する人がいるのかと思ってしまう。ほとんどの人々が壁の中の生活に安住しているのに対し、調査兵団は壁内に閉じ込められている抑圧に気づき、自由を求める人たちなのです。外の世界を知りたいという熱い思いを抑えきれません。


主人公たちもその輪に加わります。同期の第104期訓練兵団の仲間(少年時代)が最終回の表紙を飾っています。途中で斃れるもの、裏切り、いろいろですが、同期の友情はこの長編作品を貫く一つのベースになっています。


23巻から舞台が大きく変わり、物語が飛躍的に広がりました。こんな大風呂敷、どうやって話をたたむのと思いましたが、きちんと話をまとめて着地しようとしています。それまでの謎は次々に解明されていき(「事態」が解決されているわけではない)物語の初期からこれほどの構想を持って作られてきたことに感嘆します。


多くの登場人物、いずれも魅力的です。人類最強と呼ばれるリヴァイ兵長は、クールな性格と戦場での頼もしさで主人公エレンを抑えて読者の一番人気だそうです。エレン、親友のミカサ、アルミンは物語が進むにつれ迷走しており(未読の方のため、こう書くしかない)解決が待たれます。って、雑誌派の人にとってはもう解決しているんですよね。


私は分隊長(のちに兵団長)ハンジのファンですよ。巨人は憎むべき存在ですが、ハンジは研究対象としての巨人に、科学者として強く惹かれています。33巻のハンジの台詞「…やっぱり巨人って 素晴らしいな」はその人柄を思わせる最高の言葉です。14巻「何言ってんの?調査兵団は未だ負けたことしかないんだよ?」も忘れ難いですね。


ああ、早く最終巻を読みたい。繰り返します、私に結末を教えたりほのめかしたりしてはいけません。

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