バラパン食べもの
20210329
週末、島根へ行ってきました。。
出雲大社やら石見銀山やら足立美術館やら、定番の観光スポットを素直にめぐってきました。世界遺産の石見銀山は、そんな素晴らしいものなのか半信半疑でしたが、行ってみたら銀鉱そのものよりそれを取り巻く歴史的生活地区がなかなか味があり、いいと思いました。世界遺産が生活の場になって今も生きていることが意味があるようです。
島根は初訪問です。旅に行けばご当地の食を試すのは私の「性(さが)」で、まず最初に島根では知らぬ人がいないとされる「バラパン」を探しましたよ。(本当は到着した出雲空港の売店にもたくさん売っていたので、探すまでもなかった)
バラパンとは…文字通り「薔薇」の形をしたパン。ケンミンショーなどでも取り上げられました。出雲市の「なんぽうパン」という会社で作っていて、現地のスーパーなどで普通に売っています。一個135円くらい。発売から60年以上にわたり、島根の日常食としてすっかり定着しているのだそうです。
厚さ1センチ強のパンを巻いて、中に真っ白いクリームを挟みます。パンの耳の部分が波打っているため、巻くとバラの形に見えるわけ。一個一個ひとの手で巻くんでしょうねえ、手が掛かっています。
購入して、駒ケ根に帰ってから食べてみました。クリームの味もパンの味も、長野県の誇る名物「牛乳パン」に似ていますね。ちょっとだけグラニュー糖が掛かっていて、そのあたりが味の違いかな。軽やかな味わいで、島根県民が飽きずに長い間食べ続けているのもわかります。
基本形のほか、コーヒー味、オレンジ味、抹茶味、和風味(あんこ)があるらしい。コーヒーを買ってみましたので、これから食べてみます。今どきのこと、通販や催事などでも買えるようですが、こういうものはやっぱり現地で買いたいですよね。旅の楽しさです。