紅白を見ながら日々雑記
20201231
2020年も間もなく終わろうとしています。
去年のいま頃に想像したのと、これほど違った年になろうとは、だれが予想したでしょうか。
この一年、当たり前と思っていたことの大切さ有難さを、思い知らされました。人は人とつながりあうことで生きています。それを失った寂しさ悲しさ、私たちは忘れてはいけないと思います。
ここ何年か、紅白歌合戦を最初から通してみることがありませんでした。
紅白も今年は無観客。いつもの年とはだいぶ違った雰囲気の中で行われています。これはこれで、とてもいいのではないかと思いながら観ています。
次々に登場する歌手たち、芸能に疎い私には不案内な人も少なくないのですが、それぞれが歌うことの楽しさ素晴らしさを伝えてくれている感、紅白を観ていてこんなにひしひしと感じたことがありません。歌の力、歌に寄せる思い、これらが一つになって訴えかけてくるのです。
こうしてみると、紅組白組の勝ち負けを決めることに意味なんてないんじゃないでしょうか。「歌合戦」ですからお約束なのですけれど、どっちが勝つとかいう興味なぞどこかに飛んで行ってしまったような気がします。
例年のNHKホールという制約から放たれて、演出が自由にできたという利点もあったのかも?舞台と観客との結びつきという大切なものを我慢して、ここまでできたことを素直に評価したいと思います。
いろいろなことを思った紅白歌合戦でした。
来年、私たちはコロナをどれだけ克服できるでしょうか。人間の未来を信じて、皆様、良いお年をお迎え下さい。