トランプ、敗北す日々雑記
20201109
世界中の人をやきもきさせてきた米大統領選。ようやく決着がつきました。
法廷闘争に持ち込むとか言われておりますが、裁判費用に充てるカネもあまりないらしく、負けの見えたトランプに大金をつぎ込む人もそうないでしょう。選挙で相当なカネも使ったようだし、本業の資金だってかなり厳しい(破産するかも?)なんて言っている人もいますね。
大統領の地位を失えばロシアなどと怪しげな情報やカネのやりとりをしていたことが明るみに出て、どこぞの国みたいに逮捕されることになったりして。
もうここまで来たら、潔く敗戦の弁を述べて美しき敗者になればこれまでの悪評を何%か挽回することができるのかもしれませんが、それをしないのがトランプでしょう。だいたい彼の任期はまだ1月19日まで残っています。それまで最後っ屁に何をしでかすか、冗談でなく心配しなければ。
選挙は予想された通りの接戦でした。今回バイデンは米大統領選挙史上、過去最多の7400万票を獲得しましたが、トランプだって四年前の約6300万票をはるかに上回る7000万票を取っているのです。傍から見ていればイカれた奴としか思えない人物であっても、国民からこれだけの支持を受けていたことを私たちは認めなくてはならないのです。
トランプは世界に分断を生み出した最大の張本人といわれます。バイデンは勝利宣言で「分断でなく結束へ」と語りました。バイデンだって別に聖人君子ではありませんし裏で汚いことをやっていても驚きませんが、少なくとも自分の味方だけを見て政治をするとは言いませんでした。そこには少し光が見えるような気がします。
でも理想ばかりを語りながら何も前へ進めることのできなかったオバマの二の舞になっても困ります。アメリカ合衆国大統領の言うことなすことは日本にもストレートな影響をもたらすわけですから、菅首相には新大統領と良い関係を築いてもらいたい。安倍前首相はそこのところは上手にやって、狂犬を手なずけていましたからね。
ところで前回熊の記事を書きましたら、その後駒ヶ根でも市内の住宅地に目撃情報があり、騒ぎになりました。我が家からも直線でわずか数百㍍ですよ。いったいどこを通ってあんな所に、と不思議です。困ります。