「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

終電車日々雑記

20201028



コロナ禍で乗客減に見舞われているJRが、終電を繰り上げるというニュース。おそらく私鉄も追随するのでしょう。

-----------------------------
(朝日新聞)JR東日本は21日、来春のダイヤ改定で、首都圏の在来線の17線で終電時刻を繰り上げると発表した。繰り上げ幅は最大37分程度。一律に終電時刻を早めるのは1987年のJR東の発足以来初めて。JR東は新型コロナウイルスの影響で深夜の乗客が減少したことに加え、保守作業に充てる時間を確保し、作業の効率化と作業員の働き方改革を進める狙いがあるとしている。
-----------------------------

私が学生時代に上京して驚いたことの一つは、終電が遅いことでした。深夜1時になっても電車が動いているなんて、さすが東京だ。そして終電が結構混雑していることにも、感心しました。


当時、伊那市から駒ヶ根へ向かう終電は23時ちょっと過ぎくらいでしたからね。都会と地方の違いは大きい。ちなみに現在でも、飯田から駒ヶ根(所要時間1時間強)の終電は21:28で、いくら何でもこれは不便すぎます。飯田の街でお酒をゆっくり飲んで帰ってくることができません。


東京の話。コロナによるリモートワークで乗客の総数が減り、「酒類を提供する店」の営業時間制限で夜遅くまで飲む人が激減していた状況下では、終電繰り上げも経営上やむを得ないんだろうなあと思います。


しかし夜型の飲食店にとってみれば、終電が早くなるのはとんでもない逆風ですよ!営業時間の最後の30分間で今はどれだけのオーダーがあり、それが消えてしまうのか。二次会三次会利用の多い店では来店客(グループ)そのものが何割かなくなってしまいます。店舗という経営資源を使える時間は有限ですから、営業時間の短縮は痛いはず。


どっちが先かニワトリと卵ではありますが、少なからぬ消費機会が奪われる結果につながることで、残念なことです。都市の大事な機能の一部を失ってしまうと言えるかもしれません。


ちなみに当時の私はお行儀が良かったもので、終電を逃して夜を明かすことは滅多にありませんでした。あの頃はゲーセンとかオールナイトの映画とか、繁華街には時間をつぶすところはいくらでもありました。今は、どうなんでしょうね。


写真は本文と全然関係ありませんが、トリュフォー監督カトリーヌ・ドヌーブ主演の「終電車」(1980)。当時評判の良い映画で期待して観に行ったものの、あんまり印象に残らなかったなあ。ストーリーも覚えていません。

ページトップへ

サブインデックス

  • カテゴリ別
  • 月別アーカイブ

新着情報

スペシャルコンテンツ

食品・食材データベース 飲食関係器具・消耗品データベース


伊勢喜モバイルサイト新規開業・問屋替えサポート

営業エリア

営業エリア お問い合わせ先

Copyright© ISEKI Corporation. All Rights Reserved.