トリキに行きたい日々雑記
20201010
始まったばかりのGo to Eatキャンペーン。開始早々とんだケチがつきました。
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(日経新聞)鳥貴族は、政府の外食需要喚起策「Go To イート」について予約方法を見直す。グルメサイト経由で予約すると、夜は1000円分のポイントが付与されるが、1品(税込み327円)だけ注文し、支払額以上のポイントを手に入れる利用者がネットで話題となっている。同社は週内にはサイト経由の予約をコース限定に変更する。
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お値打ち焼鳥チェーンの鳥貴族(通称トリキ)が狙い撃ちされたみたいです。グルメサイトで席を予約すると利用者に1000円分のポイントがつく。そこで最低価格の注文だけして店を出れば、1000円との差額673円が懐に入るという、まことにセコい話です。「トリキの錬金術」だと言われました。ポイントの原資は私たちの税金ですよ!
予約で席を取っておきながら327円の支払いだけで帰る、などという大胆な行為は気の弱い私にはとてもできませんが、世間にはお顔の皮の厚い人がいらっしゃるものです。
お店にすれば席を用意した以上、それなりの注文をしてくれることを想定しているわけです。一串で帰ってしまえば他のいいお客の売り上げをロスしてしまい、さらに予約サイトは予約成立時に店から手数料を取ります(例外もあるみたい)から儲けもなくなってしまいます。制度設計の穴ですから、政府には早いとこ、対策を打ってもらいたい。
トリキは現在東京大阪名古屋を中心に621店舗、全品均一価格のメニューが消費者に支持され、外食業界の勝ち組として数年前まで業界の話題をさらっていました。数年前、税込280円だった価格を298円に値上げしたことによる客離れと急激な出店の反動で上場以来初めての赤字に転落し、それ以来パッとしていません。
どんな店なのか以前からたいへん興味を持っているものの、長野県内に店は無く(なくて結構ですが)今日に至るまで行ったことがないのです。出張の時にでも行けよと思われるでしょうが、私にとって東京での一食一食はとても大事な機会でして、他に行きたいと思っている店のリストが山ほど溜まっているのです。
だったら他の店で食事したあとで、2店目に寄ればいいのですが、これまで家族と3回ほど行こうとしたところ、ことごとく満席で振られてしまうのです。よほどご縁がないのでしょう。一人で行くのも、ちょっとねえ。
そんなわけで、今でも機会を狙っております。腰を据えて飲むかどうかわかりませんが、一串だけ食べて帰るようなことはいたしませんよ。