「おいしいことなど徒然と」

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リニアいつ来るの日々雑記

20200630



2027年開業を目指して工事が始まっているリニア中央新幹線ですが、ルートが一部かかっている静岡県知事は強硬に反対し、暗礁に乗り上げています。先週末、JR東海の金子社長と川勝知事との会談が行われましたが、物別れに終わった旨、大きく報道されています。

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(信濃毎日新聞)JR東海の金子慎社長は26日、静岡県庁を訪れ、リニア中央新幹線建設を巡って対立する静岡県の川勝平太知事との初会談に臨んだ。金子氏は6月中に静岡工区の準備工事に着手できなければ、予定の2027年開業が困難になると述べ、工事への同意を要請した。(中略)川勝氏は慎重姿勢を崩していない。会談の行方次第で、計画は見直しを迫られる可能性もある。
 リニア建設を巡っては、南アルプスを貫くトンネルの掘削工事に伴い、大井川の流量が減少することを懸念する静岡県が建設に反対し、静岡工区が未着手となっている。
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JR東海と歴代の静岡県知事は、「のぞみ」が静岡県内の駅を素通りすることや静岡空港駅設置をめぐって遺恨があると言われます。かなり感情的なやりとりも繰り返されてきたとか。リニア沿線となる我々としては、まことに迷惑な話です。


川勝知事は工事流域の水を一滴たりとも県外に流すことは許さない、と息巻いています。この主張にどれほどの妥当性があるのか、私にはわかりません。


大井川流域は過去たびたび水不足にあっているエリアらしいです。ただ工事中はともかく、完成した後は元の流域に水は戻るのでは?渇水時のことだけを強調し、増水時の水害の危険には目をつぶっているようにも見えます。「一滴たりとも」という言い方をしている限りは、科学的根拠よりもむしろJRへの意趣返しではないかとも思えます。


リニア完成後の東海道新幹線は、当然現在と異なる運用がされると思われます。スピード勝負はリニアに任せ、停車駅の多い「ひかり」「こだま」タイプの列車が増えれば静岡県民の利便性も高まります。歩み寄ることによってお互いのメリットを最大化するのが、政治というものだと思いますが。JR東海側も高圧的な態度を反省する必要があるでしょう。高飛車ぶりには定評があると聞きますよ。


北陸新幹線の停車駅や費用負担をめぐって新潟県知事がゴネまくったことは記憶に新しい。県知事は県民の利益を第一に考えるのが仕事ですから一概に悪く言うこともできませんが、より多くの公益が妨げられるとすればひとりの知事に「拒否権」が与えられるのも変な話。リニア沿線各県の知事さんたち、ここは一言申す場面ではないでしょうか。

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