オリンピックはお預け日々雑記
20200325
TOKYO2020は、最大1年開催延期となりました。誰もがもう、時間の問題だと思っていたのじゃないですか。昨日の今日で日経平均株価は大幅アップとなりました。市場は完全に織り込み済みだったということですね。
昨年末「武漢で新型肺炎」のニュースを耳にしたとき、この事態を想像した人がいたでしょうか。あっと言う間に世界中で猛威を振るうことになった新型コロナウィルスは、東京オリンピックをも押し流してしまいました。
4週間を目途に決定だなんて言っていましたが、そんなに気長に待っていられるわけもなし。日本国内では今のところ爆発的感染は起こっていませんが、我々がこれからどんなに環境を整えたところで海外諸国がそれどころではないでしょう。元々のスケジュール通りにできる筈がないことは明らかでした。早く決めて良かったですよ。
「中止」になるより「延期」の方がはるかに傷が浅いことは確かです。しかし例えば来夏開催するとして、そこに至るまでの膨大な調整手続きを考えると、いや考えることも放棄したくなるほどのものですね。会場の確保、人の手配と移動、他イベントとのバッティング、既に販売したチケットの扱い(無効で払い戻しなし、なんて情報がいっときありましたが、そんな話、ありだと思いますか)。
出場選手をどうやって決めるのか。アスリートたちは今夏に向けてピークを持ってくるべくコンディションを整えてきました。一年後では選手としての盛りを過ぎてしまう人もいるでしょうし、伸び盛りの若手がこれから短期間で頭角を現すかもしれません。いま選ばれた人が来年にも選ばれるべきなのか、難問です。
一年後だったら、開催できる状況になるのかどうか。いやそんなこと、今私たちが考えてみたってしょうがないですね。次回はいつ見られるかわからない東京オリンピックで、選手たちの活躍を楽しめることを願います。