長すぎる春休み日々雑記
20200229
飲食集会自粛令の次は、全学校休校令ですか。夕方になって突然「明日で3学期を終わりにするように」なんて言われた学校現場は、唖然茫然、仰天憤激だったでしょうなあ。本当にこれでいいのでしょうか。
新型コロナ、まだわからないこともたくさんあるわけですが、危険が大きいのは高齢者の感染であって、子供たちではないことは既にわかっているわけです。全国一律の学校閉鎖をいまやる必要はないと専門家会議も医師会も言っておりますよ。感染者のいない地域で何故こんなことを押しつけられるのか。
県下では特に、高校入試を間近に控えた中学生たち、生徒も先生も途方に暮れていると思います。どうやって受験指導するのでしょうか。聞くと東京では都立高校の入試はもう終わっているんですって。地方の状況など眼中にないのでしょうねえ。
ちいさい子を抱えた親が仕事に行けなくなったり、一億総活躍社会なんてラッパを吹いていても一皮むけばこんなものです。保育園や児童館は閉鎖しないといいますが、だったら学校だってやればいいじゃないですか。あの萩生田文部大臣さえも全面休校に猛反対したそうですよ。誰かさんの場当たりの思いつきに振り回される国民も、いい面の皮です。
皆が何もせず外にも出ずに引きこもる。感染を防ぐこと「だけ」を考えれば、有効でしょう。すでに大きな感染が起こっているエリアでは、やむを得ません。問題はそれに伴う副作用、国民生活と経済に与える悪影響であり、秤にかけてそのバランスを取りながら軟着陸させていくのが政治であるはずです。
日本でコロナウィルスを絶滅させることなど、もうできません。しかし今のところ爆発的流行は何とか防げています。私は、クルーズ船という巨大なお荷物を抱えながらも、政府はうまくやってきた方だと思いますよ。コロナは今にインフルエンザと同じような存在になるでしょう。これまでの努力をご破算にし、世間をめちゃめちゃにしかねないスタンドプレーには怒りを覚えます。
前回の記事で自粛令が飲食観光業に与える打撃を書きましたが、正直なところ表現を抑え過ぎたかなあと思います。業界は本当に深刻な事態になりつつあります。少人数の食事会や宴席まで必要以上にお控えになることはないのですよ!