「おいしいことなど徒然と」

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大手企業が後継者しごと

20191008



興味深い記事です。。

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(日経新聞)外食業界で大手企業による小規模な企業のM&A(合併・買収)が広がっている。吉野家ホールディングス(HD)やクリエイト・レストランツHDが相次ぎ地域展開にとどまるチェーンを買収した。味などのノウハウや常連客を引き継ぎ、成長の足がかりにする。後継者不在という経営課題に直面する小規模な企業は多く、大手が買収する動きは今後も相次ぎそうだ。
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記事では主に小規模チェーンを買収する話が書かれていましたが、個店であっても同じような動きがあります。今年5月の連休に行った堺の食堂「げこ亭」が後継者に悩み、まいどおおきに食堂にM&Aを持ちかけ、事業承継に成功した話を書きました。家族経営だった頃の店のことはわかりませんが、今の様子はじゅうぶん魅力的でお客を惹きつけていると思いました。


繁盛店であっても、主人が全盛期を過ぎ、また店舗設備の更新時期を迎えるにあたって存続に黄信号がともることは、いくらでもあることです。人手不足の問題もあります。その店の熱狂的なファンが自ら名乗り出て、店の跡を継ぎたいとか、いったん閉店してしまった店を復活させた、といういい話はときに聞きますが、実際にはそうあることではありません。


そこへ大手(に限りませんが、企業)の手が差し伸べられれば、店主にとってもお馴染みさんにとっても、嬉しいことでしょう。それまでの店の味だったりサービスだったりをどれだけ守れるのか、が鍵ですね。


私たち納入業者にとっては、仕入がどうなるのかは大事なところですが。大手外食チェーンに買収されて食材まで本部から送り込まれるのでは、かないません。個店で使うものはチェーンで使うものとは当然違う独自性を持つはずですから、店の個性を守っていくには汎用性のある食材だけでは難しいだろうと思います。


チェーンと個店、飲食という点では共通しても、まったく経営哲学の違う業態です。買収する方だって利益を出さなければいけません。どのように互いの良いところをつないでゆくのか、興味深いです。私にとっては、世の中の動きとしては面白い、ただし条件付きで、というところでしょうか。

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