仁徳天皇陵 世界遺産へ日々雑記
20190514
堺に行くにあたって、食い物だけでなく他に見どころはないか、いちおう調べたのですよ。でもネットで通り一遍見ただけなので、千利休の生地だってことくらいしか知りませんでした。堺が載っているガイドブックなんてこの辺にはありません。(探してはみました)
げこ亭かん袋に続いて、もう一軒和菓子屋さん(けし餅の老舗、小島屋)を訪れたりして徒歩でぶらぶらしておりました。千利休と、もう一人の堺出身著名人の与謝野晶子、この二人の記念館「さかい利晶の杜」がすぐ近くにあったので寄ってみたのです。
館内の展示を見ていたら、かの仁徳天皇陵が堺にあるというじゃありませんか。小学生でも知ってる超有名スポット、またいつ堺に来れるかわかりませんから、これは見るしかないでしょう。
ガイドの人によると、あまりに大きい古墳なので近くで見ても森であることしかわからない、高いところから見るならば、堺市役所の展望台に行くといいですよ、とのこと。それでも航空写真みたいに前方後円墳の形がわかるわけではないと念を押されましたが、早速市役所へ行ってみることに。
入場無料の展望台は21階。ここからの眺めは画像をご覧ください。どうですか、よく知っている仁徳天皇陵に見えますか?くっついて見えますが、手前に見えている二つの古墳。そして正面奥、右奥にも別の古墳があるのがわかります。
もっとずっと高く、スカイツリー並の高所からだったらはっきり見えるのでしょうがね。でも、まさに市街地の真ん中にドカンと降ってきたような、生活圏と古代遺跡が同居している光景はまことにユニークです。ここに写っている陵だけでなく、周辺には大小いくつもの古墳があっちにもこっちにも散らばってたくさん残っており、これは面白いなあ、世界遺産の価値あるなあ、まだなってないんだなあ、と思いましたよ。本当です。
今日のニュースで、堺を含む百舌鳥・古市古墳群が世界遺産登録に向けてイコモスからユネスコに登録勧告がされたとのこと。世界遺産ほぼ確定といっていいのでしょう。いやあ個人的に、ドンピシャのタイミングでした。
気球ツアーでもぜひやったらいいと思います。