「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

平成の終わりに日々雑記

20190430

いよいよ平成最後の日となりました。今日をもって明仁天皇陛下は退位され、明日からは皇太子殿下が新天皇となられます。新元号、令和のはじまりです。


駒ヶ根市内の光前寺では「ゆく年来る年」みたいに二年参りならぬ、二元号参りをするそうです。面白そうですが、我が家ではみんな飲酒してしまうので、行かないでしょう。今夜は東京から義弟一家が来て一緒に食事する予定です。


平成の30年間は、当社にとっても私自身にとっても、ひとつの時代の区切りとなりました。駒ヶ根本社の現社屋は、平成元年10月にいまの場所に移転し営業を始めました。その頃は当社前の道路、通称「アクセス通り」は開通したばかりで、沿道のほとんどは田んぼ、当社以外に店舗や社屋はまだ全くありませんでした。


そして私も、大学を卒業し5年間他の会社で勉強させてもらい、平成元年8月に駒ヶ根に帰ってきました。私の伊勢喜での仕事と平成の歩みは、同時に始まったのです。その頃いた社員で今も仕事をしてくれている人は7人。他は退職されたり、また鬼籍に入られた方も10人を超えます。


取り扱う商品構成やお得意先の業種の割合も、大きく変わりました。会社が永続するためには、時代の要請に応えて自らを変化させていかなくてはなりません。現在の方向性を定めたのは先代社長である私の父で、私はその指針を受け継いで流れを作ってきました。


わが国全体に目を向けたとき、残念ながら平成時代は多くの困難に直面した30年でした。たび重なる災害だけでなく、経済成長の停滞、のしかかる少子高齢化、地域間格差。デフレは一向に改善せず、国民の多くが豊かさを実感できるのはいつのことか、さっぱりわかりません。


失われた10年、20年の重さをひしひしと感じます。処方箋は未だ示されていません。でもそこで諦めたくはない。国民が痛みを感じるものであっても、将来のためにやらなくてはならないことが必ずあるはずです。この国の人々の英知と勇気は、きっとそれを実現してくれると信じたい。


新しい令和の時代が、今よりも明るく、幸せを多くの人が享受できる時代になることを心から願います。

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