令和日々雑記
20190401
新元号発表。。
午前11時半に発表だと聞いてはいましたが、ちょうどクルマを運転していて、うっかりラジオでなく音楽を聴いていたもんですから「その瞬間」を体験しそこねました。12時直前になって思い出し、ラジオに切り替えましたがあとの祭り。
「令和」ですか。昭和の記憶がまだ新しい中、再び和の字がカムバックするのはちょっと芸がない…。「○和」という言葉は平和に始まり、調和、親和、講和、緩和、共和、中和、柔和、融和など枚挙にいとまがありません。そのためか、あまり新鮮さは感じられないです。
令の字は、命令とか律令とか法令とか、ちょいと固いイメージがありますが、まあ令嬢なんて言葉もありますしね。「美しい」の意も言われてみれば確かにあるでしょう。
それよりも、文字の形が気になります。一番下の「卩」の部分、文字フォントでは「卩」でも普通に楷書で書けばカタカナの「マ」でしょう。菅官房長官が発表のときに掲げた文字は「卩」。ここんとこ、はっきりしておくれやす。
と思っていましたら、夜のニュースでは書家という人が登場して「どちらもあり、どちらでも良い。片方が○で片方が×と決めてほしくない」と言っていました。そんな曖昧さ、私は嫌いじゃない、むしろ好ましいとも思いますが、一方で誰もが使うことになる元号となるならば、ちょいと気にかかります。
なんて悪口ばかり言っていますが、言葉の響きは悪くないと思います。「平成」を初めて目にした時の違和感と比べたら、わりあいにすんなり受け入れられるような気がしますね。私自身、改元は二度目ですし、使っているうちにじき慣れることでしょう。
余談ですが、懐かしい宮崎緑さんのお召し物には驚きました。「白大島」という紬で、宮崎さんは「本場大島紬大使」を務め、以前から紬を愛用しているのだとか。学部学科の先輩にあたり、キャンパスでお見かけしたこともあります。相変わらず、お美しい。