「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

恐怖の十連休しごと

20181210

前々から話題になっていた来年のゴールデンウィーク。5月1日に新天皇が即位し、元号は平成から新しいものに変わります。国会で承認されいよいよ正式決定となりました。


5月1日は、この年に限り国民の祝日とされ、休日になります(10/22も)。時の天皇の崩御によることなく新天皇即位を迎える、過去に例のない日となります。これはめでたい日、国民こぞってお祝いするのにふさわしい日となりましょう。


問題はその前後にあります。国民の祝日に関する法律(通称、祝日法)第3条に「その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。」とあります。つまり祝日と祝日に挟まれた日は、休日となります。来年5/1が祝日になりますと、4/29(昭和の日)5/3(憲法記念日)とに挟まれた4/30、5/2も同時に休日となります。そうすると、4/28から5/6の月曜振替休日まで、9日連続で旗日。土曜休日ならば史上稀なる十連休が出現します。このあたりは皆さんご存知のことでしょう。


休める人にとっては嬉しい大型連休です。当社は人々がレジャーを楽しむ時期にはお得意様へのフォロー(商品配送)を欠かせませんから、一緒になってフルに休むわけにはいきません。それは仕事の性質上、そういうものだと思っています。


問題は、連休の間、当社への荷物が入ってこないことが予想されるのです。GWを迎える時期は普通の年であっても、倉庫も冷凍庫も山ほどの在庫で溢れかえります。それでも連休の中日には荷物が入ってきて、在庫の補充や急なご注文への対処ができました。それが今度は、いったいどうなるのでしょうか?常温保管品はまだ倉庫に積み上げることもできますが、冷凍冷蔵保管のスペースには限界があるのです。


連休を作れば人々が喜ぶだろうと、ロジスティクスのことなどまったく考慮しない政府には本当に困ります。イレギュラーな祝日を設けるのですから、イレギュラーに祝日法を適用外にし、前後を休まなくたっていいではありませんか。連休を取りたい人は、自分で連休を取ればいいのです。


社会に与える影響が(今頃になって)挙げられ始めました。月末を挟んだ金融決済、医療、待ったなしの事例が山積です。国民の生活を支える食料品を運ぶ業者さんが十日間も物流をストップさせるというのは、どうなのですかね。恐怖の十連休まで、頭を痛めることになりそうです。

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