駒ヶ根からノーベル賞日々雑記
20180917
歴史的快挙ではありませんか!駒ヶ根からついにノーベル賞受賞者が登場するなんて。
ノーベル賞とはいってもこれは「イグ」ノーベル賞。1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれ、真似ができない/するべきではない」研究業績に対して与えられる、ノーベル賞のパロディーです。13日にハーバード大学で授賞式が行われました。
見事に2018年度の医学教育賞受賞者となったのは、駒ヶ根市は昭和伊南総合病院の消化器病センター長、堀内朗さん。堀内氏はお隣の飯島町出身で、私の高校の一つ先輩に当たります(面識はありません)。彼の研究は「「座位で行う大腸内視鏡検査―自ら試してわかった教訓」とのことです。
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(朝日新聞)大腸がん検診などで受ける内視鏡検査は、通常は横に寝た状態で肛門(こうもん)から管状の内視鏡を体内に入れていく。堀内さんは、痛みや不快感を減らす方法を探していて、座った姿勢のままで受ける方法を思いついた。イスに腰掛けて少し股を開き、口径の小さな内視鏡を自分の肛門にゆっくり入れてみたところ、「驚くほど容易にできた」という。
ただ、座った姿勢で医師が内視鏡を入れる検査は、恥ずかしがって受けたがらない人が多く、採用していないという。
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イラストのようにすると痛くないってことですね。2006年に学会に体験を発表したというから少し前の研究?です。
私は何と、この病院(当社から歩いて数分)で大腸内視鏡検査を受けた経験があります。ちょっと自慢できますか?でもその時は鎮静剤を使って、眠っている間にやってもらいましたから、ノーベル賞技術の恩恵にはあずかっておりません。これじゃあ威張れませんね。それに検査してもらったお医者さんが堀内氏かどうかも定かでないし。
彼の思いは、苦痛を伴う大腸内視鏡検査を少しでもラクに受けられて、大腸がんにつながるポリープを多くの人が早期に発見除去できるようになってほしいという願いだそうです。今日では上記のように薬を使い、患者への負担は少なくなっておかげですが、それよりも検査前に大量の下剤で何時間もかけて腸を綺麗にするプロセスが嫌ですね。ここをもっとラクにできればいいのに。