たばこを冷凍する日々雑記
20100930
明日10月1日からたばこが値上げということで、愛煙家の方々は厳しい選択を迫られているようです。。
4年ぶりの値上げ、上げ幅は過去最大であるとか…。ヘビースモーカーには結構な負担増です。本数を減らすか、いっそスパッと禁煙に踏み切るか。さしあたっては、箱単位で買いだめしておこうという人もかなりおられるようですね。
私は吸った経験がないので、どうしても吸いたい!という気持ちは実感できません。当社社内では、若い人ほど喫煙率が高い傾向にあります。40代以上の人では、以前吸っていたがやめた、という人が何人もおり、食べるものがおいしくなった、とみんな口を揃えて言いますよ。
ちなみに社内はキチッと分煙しております。何箇所か喫煙可の部屋を設けています。
さて、エコノミストの森永卓郎氏は筋金入りの愛煙家で、値上げに対抗するため110カートン(38万5千円)を既に購入し、冷凍保存するのだと公言しています。これって、有効なのでしょうか。
まず家庭の冷蔵庫には当然入りませんから、冷凍のトランクルーム(そんなのあるのかな)か何かを使うつもりなのでしょうかね。保管料で値上げ分の差額が飛んでいってしまわないかな。取りに行く手間も面倒くさそうです。
いや、110カートンなら、チェストフリーザー(上フタ型の簡易冷凍庫)に入るか。来月の伊勢喜グランドフェアで、三洋電機のチェストフリーザーを特売しますので、森永氏もお越しいただければいいのに。でもやっぱり差額はペイできそうもありませんね。
一旦冷凍したたばこを解凍して、おいしく吸えるのかな…?冷凍食品でも、いわゆる「冷凍焼け」現象というのがあります。庫内の乾燥によって水分が飛び、含まれる脂質などが変質してしまうことです。たばこの葉にも水分がある程度含まれているでしょうから、乾燥による変化は考えられます。
これをある程度防ぐには、密閉して空気を抜くのがいいと思いますが、普通の包材では密閉したつもりでもじわじわと空気が通ってしまうように思います。あるいは逆に、カラカラに乾燥したたばこってのは、味に影響はないのでしょうか?ある程度の水分のバランスが、ほど良い燃焼と香りをもたらすのでは。
あと結露も心配ですね。解凍のしかたが難しそうです。
私たちは何となく、冷凍しておけば何年たってもそう変化がないような(冷凍のマンモス状態)イメージを持ちますが、実際は目に見えない変化が進んでいきますので、過信はできません。いくらかはご自分で試したのでしょうけれど、森永氏の試みは、思惑通りいくでしょうか。