「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

元を取る?食べもの

20180507



おかげさまで、概ね好天に恵まれた連休でした。私たち夫婦は東京にいる息子たちに会いに東京へ行ってきました。


それぞれ夜は用事があるというので、昼飯を家族で食べたわけですが、タイ料理バイキングのお店に連れて行き、特別凝った料理ではなかったものの楽しくおいしく食事ができました。食べ放題ランチは好きなものを好きなだけ食べられ、出費も計算でき、お店も人件費や食材ロスを少なくでき、いいですね。


ところで帰ってからネットを開くと、「ランチ食べ放題で客が元を取れないワケ」なる記事が。下にリンクを貼りましたのでお暇な方はお読みください。これは…突っ込みどころ満載だ。天下の東洋経済が、こんな与太記事を載せていいのでしょうか。


「元を取る」という言葉の意味をこの人は勘違いしてますね。ドリンク1杯の原価が5円~15円だから、200円~300円するファミレスのドリンクバーで元を取るには20杯も30杯も飲まなければならないって、何のことでしょう。この場合「元を取る」というのは、同じもの、同じ量を単品で頼んだときのお店の通常価格よりも安く上げられたことを指すべきで、店の原価が云々というのはまったく的外れです。


これを言うなら、飲食店でビールやドリンクを飲む、いやそもそも外食するという行為そのものが、経済的に割に合わない愚行ということになってしまいます。


お客の側は料理の質量、店の雰囲気、サービスなどが自分の支払った代金に釣り合うと思えば満足が得られるわけです。それによってお店が収益をあげられたかどうかは直接お客に関わることではありません。食べ放題システムによってお店の利益が上がるのは、客の利益を奪った結果ではないのです。


お互いがwin-winの関係にあればこそ、お店にはお客が集まり、利益が上がって商売が持続していきます。材料原価においてお客が元を取っているようでは、お店は潰れてしまいます。


ただ最後に書かれている「サンクコスト」については、まあその通り。食べ放題だからといって食べ過ぎて腹を壊したのでは意味がありません。欲張って料理を取りすぎ、結局食べ残すのもNGですね。食べ放題はスマートに楽しみたいです。(でもやっぱり食べ過ぎちゃうかも)

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