悪女の誘惑 (1)日々雑記
20180225
平昌オリンピックが先ほど終わりました。会期終盤にも日本選手の大活躍があり、時差なく無理のない時間帯で心ゆくまで応援できた、楽しい2週間でした。
女子団体パシュート、計算しつくされた心憎いばかりの金メダル。以前から金メダルにもっとも近いと言われた種目です。決勝の時間は高速バスに乗っており、タブレットで速報を見ていました。金メダルの表示を見た瞬間、思わず指パッチンしてしまいましたが、周りの乗客はみんな眠っていて、喜びを分かち合えず残念至極なり。
マススタートも、初めて見ましたが、珍妙な(失礼)競技ですな。私は博打はやりませんが、漫画「ギャンブルレーサー」で昔読んだ競輪にそっくりです。先行するオランダ選手がカーブで膨らんだ一瞬を見逃さずに、電光の如き素早さでインを差した高木菜那、まったくお見事でした。準決勝で転倒に巻き込まれた佐藤綾乃、あまりにも気の毒。
そしてカーリング娘たちの奮闘には、毎日一喜一憂させられました。5年前(13.2.18)に本欄で書きましたが、私はカーリング大好きで、3時間見ていても全く飽きません。彼女たちがメダルを取ってくれるとまでは正直思っていませんでしたが(もちろん願ってはいましたが)、期待を上回る活躍に心から拍手です。
北海道訛りの「そだねー」とか、おやつタイムの笑顔だとか、一気に人気者になったLS北見のメンバーたち。スピードスケートならせいぜい数十秒から数分、ジャンプに至っては十何秒かしか映らないところ、カーリングは2時間半から3時間の試合を予選だけで9試合もやるのですから、露出の多さはダントツです。ゴーグルやヘルメットで顔が隠れることもありません。人気を集めやすい好条件がそろっているのです。
私は中部電力時代からの藤沢五月ファンで、今大会でこれほどまでに彼女がアイドル的に騒がれるのには、少々複雑な気持ちです。スキップとして世界の強豪と堂々渡り合う姿は本当に頼もしく、改めて魅了されています。
続きます。