遅咲きの女王日々雑記
20180219
羽生結弦・小平奈緒、日本中から金メダルを期待されていた二人がみごとにやってくれました!最高の週末でした。。
昨年12月4日に小平奈緒選手に期待する記事を書きました。あれから2カ月半、この500mがどんなに待ち遠しかったことか!
レースの第14組に彼女が登場したとき「あれ?眼鏡が違う」と思いませんでしたか。この大会でのトレードマークになっていた黄色とオレンジのゴーグルでなく、黒いのを掛けてきたのを見て、何かジンクスのある勝負眼鏡なのかなと思いました。
緊張のスタート。今大会、"ready"から号砲までが何だか長いような気がしています。小平の体がピクっと反応したのを見て、あっフライングか?と思いましたが、そのままスタート。でも集中を切らすことなく、最初の100mを10秒26で駆け抜けました。レース前には10秒3を切ることが目安だと言われていました。
そのまま力強く滑り続け、コーナーもみごとに最少半径で回ってホームストレートへ。この時点で同走のチェコの選手とそんなに差がない様にも見えましたが、最後までぐいぐいと加速してみごとにゴールイン。36秒94のオリンピック新記録!両手を大きく広げてガッツポーズ。
次の組のライバル李相花(五輪2連勝中)は100mこそ10秒20と凄いスタートでしたが、そのあとバランスを崩すなどして小平を上回ることはできませんでした。銀メダル。
レースが終わって、小平は泣いている李相花に近づき、肩を抱いて何やら話をしていました。報道によれば、
李 「良い記録を出したね」
小平 「あなたに学ぶ点が多かった」
二人で「長い間一緒にやってきて、お互い誇らしいね」
小平 「今も尊敬しているよ」
…勝って驕らず、敗れて怯まず。ノーサイドの精神。こんな女王を地元から送り出せたことを本当に嬉しく思います。ライバルも素晴らしい。日頃から競技会のたびに顔を合わせしのぎを削りながらも、プレゼントを贈り合うような仲だとか。
なお、黒いゴーグルはウォーミングアップ用のもので、本来付け替えるつもりだったのを忘れてそのまま出てしまった、そうです。
本当におめでとう!